2018年7月26日木曜日

おとなになったカブトムシ

保育活動報告 かぶと虫
梅雨が明け、本格的に夏を迎えたオベリン保育園の園庭。
その片隅には春に最後の土交換をしたカブトムシのケースがありました。
「先生、ケースの中にカブトムシがいるように見えるよ?」
ケースの事を気に掛けていた子どもたちから、こんな報告がありました。
ということで、早速みんなでケースを開けてみることにしました。
ケースを開けていくと、土の上にはオスの成虫が出てきていました。
「すごい!おとなになった!」「ツノがあるからオスだ!」
「私にも見せて!」
子どもたちは大興奮。ケースの周りはあっという間に人だかりになりました。
お世話をしていた子どもたちは、まだ成虫が出てきていないケースが気になる様子。
「見てもいいかな」「まだ幼虫だったらどうしよう」
心配しながらケースを調べると、蛹室(幼虫が蛹になるための空間)の中で成虫を発見!
「どうしてまだ出てこないのかな?」「まだ眠いんじゃない?」
想像を膨らませる子どもたち。
蛹から成虫になっても、身体の一部や中身が出来上がってないことを説明すると
「まだそっとしておいた方がいいよね」と、話し合っていました。
 更に土を掘ると、成虫以外にも不思議な物体が見つかりました。
茶色くて薄くて、ちょっと気持ちが悪い物。それは蛹の抜け殻でした。
「これ、お腹と同じ模様してる」「洋服みたいだね」「どうやって脱いだんだろう」
蛹の形跡を見つけ、土の中で見ることのできなかったその姿を想像していました。
 ケースの中には、蛹になれずに力尽きてしまった幼虫の死体もありました。
「かわいそう」「どうして蛹になれなかったの?」「
子どもたちなりに理由を考えてみました。
「ごはんが足りなかったのかな」「みんなで触りすぎちゃったのかな」
成虫に出会えた喜びから一転、自然界の厳しさに触れて少し寂しそうでした。
大人になったカブトムシに何が必要?と尋ねると
「ゼリー!」「ケースに木を入れよう」「葉っぱも入れたい」と案が出てきました。
保育園に初めてカブトムシがやってきてから三回目の夏。
子どもたち自身も、カブトムシの生態や触り方が分かるようになってきました。
家庭でもカブトムシを飼育しているという話も聞き、嬉しく思っています。
「ぼくもゼリーあげたい」「またタマゴ生まれるかな?」
今年の夏も、小さな命たちから様々なことを感じ取ってもらえるよう活動したいと思います。
オベリン保育園 加藤純平

せみの抜け殻発見

あそびのもり 活動報告
あそびの森・なつを実施しました。
「今日は料理ごっこしたい」「だるまさんが転んだしよう」と、したい遊びに期待を持って集まってくれました。
小山田緑地では、「せみの抜け殻だー!」と次から次へと見つけながらすすんでいく子どもたち。手にいっぱい抜け殻を持ってアサザ池の方へ。
せみの抜け殻を集めて、つやのあるものや、大きさなどで分けてみる子もいました。
料理ごっこでは、はっぱをつぶしてみたり、「混ぜるのお願いねー」と役割分担をしながら遊びをすすめていました。
夢中でカエルやバッタを探し、見つけると観察ケースや虫かごにいれて観察をしていました。バッタに餌をあげようということになり、葉っぱを観察ケースへ。バッタは葉っぱの上にちょこんとのり、ちっとも食べようとしません。すると「葉っぱ食べないね。お布団だと思ってるんじゃない?」と想像をふくらませていました。
暑さににも負けず、夏の生き物に触れることができた活動になりました。
次回の活動は9月1日です。参加お待ちしています。
オベリン保育園 鶴見菜穂

ファミリーキャンプを実施しました。

ファミリーキャンプ 実施報告

714日から15日の1泊2日。富士山YMCAにてYMCAオベリン保育園ファミリー(卒園児)キャンプを実施しました。今回の参加者は総勢120名。にぎやかなキャンプとなりました。
朝の集合時は、キャンプに期待を寄せ、わくわくした様子の子どもたち。卒園児は久しぶりの再会を喜んでいました。
在園児ファミリーと卒園児に分かれて、大型バスで出発。渋滞にも負けず、歌やクイズなどで大いに盛り上がりました。
在園児ファミリーは、富士山YMCAへ直行。チョイスプログラムを実施しました。遊べる玩具作り、積み木やカプラコーナー、お散歩など、それぞれが好きなプログラムを選び、楽しんでいました。
卒園児は富士山御殿場新五合目の砂走へ。
森を散策しながら登り、頂上からは「よーいドン!」で一気に駆け下りました。おしりで滑ったり、でんぐりがえりをしたり、ダイナミックに遊びました。
富士山YMCAで、在園児ファミリーと卒園児が合流し、開村式を行いました。
2日目に行うチョイスプログラムの紹介があり、明日は何をして遊ぼうかとわくわくして、自分のしたいプログラムを選んでいました。
夕食はカレー。みんなでわいわい食べました。その後の、お楽しみのキャンドルファイヤーでは、あびすけリーダーと歌をうたったりゲームをしたりしました。ぴよぴよさんのゲームや、ロックソウル、ハレルヤなどキャンプソングを歌い、一体感を感じながら楽しい時間を過ごしました。
キャンドルファイヤーの後は、卒園児の小学生とお父さん参加のスペシャルナイトアクテビティは、サイリウム(蛍光ライト)を使った[夜の本気の鬼ごっこ]で盛り上がりました。
そしてキャンプ二日目の楽しみにいていたチョイスプログラム。野外炊事、森のようちえん、工具コーナー、マウンテンバイク、サッカー、クラフト作り、チョーク遊びなど、家族や友だちと一緒に楽しみました。
 閉村式では、カロム大会とどうぶつ将棋の表彰を行ったり、「また来年もみんなで集まろう」と話し、富士山YMCAでの再会を誓いました。
家族や友だち、保護者同士の仲が深まり、大きな家族のようなあたたかい雰囲気でキャンプを終えることができました。
このつながりを大切にしながら今後も色んな場で関わっていけたらと思います。
たくさんの方のご参加ありがとうございました。また会えるのを楽しみにしています。
オベリン保育園 鶴見菜穂

2018年7月19日木曜日

みんなといっしょに。お泊まり楽しい。きりんぐみ。

きりん組(4歳児)お泊まり会実施報告
きりんぐみの子どもたちがワクワクドキドキでずっと楽しみにしていたお泊まり会。
まずは入口で他のクラスの子どもたちや先生から送り出してもらってとても嬉しそうに「行ってきます~」と出発。


バスでは一緒に来てくれた先生たちと歌やゲーム(古今東西や八百屋さんなど)クイズ(食に関する)を楽しんでいました。
夕やけ小やけふれあいの里に着くと「着いたぁ~」と大喜び!
雨だったこともあり、ほぼ貸し切り状態で楽しむことができました。
乗り物好きな子どもたちが大きなバスに乗って嬉しそうにしていたのですが、降りると「う~ん...臭かった...」と一言。
ふれあい動物では馬や山羊、兎などがお出迎えしてくれました。
ふれあい館まで雨の音や香りを楽しみながら向かいました。
着くと昔遊びコーナー(オセロやベーゴマ、など)や昔の消防車を見て大興奮。
「暑いけど気持ちいいね」と楽しんでいました。
消防車のことを絵本に準えて「ジプタ」と呼びながら、乗ってみたり運転席で
運転手になりきって楽しんでいました。
「早く乗ってよ。運転してあげるよ」乗っていた他の子が「でも...外ダメなんだよ」と、すると「大丈夫、すぐ戻ってくるから!はい、景色見て!到着」とやりとりを楽しんだり「降りる人優先だよ」と生活のルールと遊びのルールが融合して広がっていました。

昼食は保護者から作ってもらったお弁当を「一緒だね」と中身を見せ合って美味しそうに食べる姿が印象的でした。
スタンプハイクでは、スタンプを見つける度に大盛り上がり。
そして、川に着くと初めは石拾いをしようとしていた子も保育士が川にはいる姿を見て1人、また1人と川に入っていました。
珍しい石を見て「保育園と違う」や「これ綺麗」と目を輝かせていました。
入水した子の中には魚を見つけて徐に木の棒を釣竿に見立てて、釣りを楽しんでいました。それを羨ましそうに見ていた子は「餌がないから連れないよ」とボソッと呟いていました。
川の上にある木を見て「あそこぐにゃっとなってるよ」と伝え、「すごいね~。でもさ...」と子ども会議を始める子どもたちも出てきました。



保育園に帰るとぞうぐみさんが手作りカレーを作ってくれて、美味しく頂きました。そして「やっぱりぞうぐみさんは、かっこ良くて優しい」とまた憧れを強めていました。

食後にはテラスで涼みながら「夜も電車って走ってるんだね~」としみじみと言っている子もいました。
食後に謎の人からもらったシールから始まり、謎解きをしていくと誰もいないはずのうさぎぐみの部屋に人影が...
 なんと、今日遊んだ夕やけ小やけふれあいの里から石の精や小石の精たちが遊びに来てくれキャンドルファイヤー、スタート!

きりんさんが小石になったや石狩りに行こうよ!などのゲームをしてくれました。
そして歌をプレゼントすると石の精たちはどこかに消えて、一日の振り返りをしました。
寝る前には、ジプタの絵本を読み「本当はお家で寝たいんだけどね~。
でもお泊まり会楽しかった」とすぐに就寝したきりんぐみでした。


2日目、起床すると充実した一日を過ごしたことやお泊まりできたことの喜びから「朝の保育園ってこんななんだね。綺麗だった~」とみんなより少し早くに起きた子が部屋で呟くとどれどれとみんなで朝の保育園探検を楽しみました。
  
その後、昨日夕やけ小やけふれあいの里で拾ってきた石にお泊まり会で見たものや体験したものを描きました。
はっぱや魚、夕食のカレーや石などを思いおもいに描いていました。
朝食は自分たちでおにぎりを握り、楽しい雰囲気の中食べました。
帰りの会では、仲間のミサンガをみんなで分け、夕やけ小やけのペープサートを歌にあわ
せて見たり、保護者の皆様と一緒に画像を見て二日間を振り返りました。
楽しかった二日間を振り返って「(お休みしていた子も)連れてくれば良かったなぁ~」と呟いている子もいました。
親元を離れて、お泊まりやり遂げたことで少し自信をつけている姿や友だちの大切さを感じてくれたように思います。
これからもたくさん自信をつけ色々な事に挑戦することや仲間を大切にする心を大切に育っていって欲しいと願っています。
YMCAオベリン保育園  川原 邦之