2020年6月26日金曜日

親子で楽しくフラダンス

【YMCAオベリン保育園】子育てサロンのご報告

先日、オンラインで親子フラダンスを行いました。
講師は、黒田恵子さんです。以前もベビーマッサージやファーストサインの講師もしていただきました。
            
『横浜市金沢区地域子育て支援拠点とことこ』に遊びに来てくさった方もオンラインで楽しんでくれました。
            
今回は、「エフリマコウ」という曲に合わせて、振り付けを教えてもらいました。「エフリマコウ」は、「みんなでまわろう」という意味だそうです。
振りの中で「マカ」は目、「リマ」は手ということを知り、一つ一つの振りにも、意味があることを教えていただきました。
            
カホロというステップや、手の振りなど、先生の動きを真似て、みなさん一生懸命踊っていました。
お母さんや、保育者と一緒に踊ってくれるお子さんもいました。
ゆっくりと振り付けを教えてもらい、最後は曲に合わせて踊ることができました。
いつか、先生もお招きして、同じ空間でみんなと一緒に踊れる日が来るように祈っています。

7月7日は、オンラインで親子ふれあい遊びを実施します。ご参加をお待ちしています。

YMCAオベリン保育園 鶴見    







雨の森

【YMCAオベリン保育園】あそびの森のご報告


 今年度もあそびの森がスタートしました。
 6月ということもあり、前日の天気予報では雨が降ると予想されていました。
 「あそびの森行けるかな」
 そんな話を子どもたちとしながら当日を迎えました。早朝に強く降っていた雨も、子どもたちが保育園に来る頃には小雨になっていました。
 子どもたちは「先生あのね、昨日お家でてるてる坊主作ったんだ」と嬉しそうに話し、あそびの森に行けることを喜んでいました。そんな思いが届いたのか、バスに乗るころには雨もほとんど上がり、レインコートなしで出発できるほどでした。


 おうちの人に手を振って出発‼
 バスの中でもワクワクは止まりません。初めてのあそびの森。「何しようかな」と友だちと話していました。バスが下り坂に差し掛かると、「坂道だー‼」と声を上げて喜んでいました。
 そして、小山田緑地に到着。


 「今日は(小山田緑地の中の)アサザ池に行くよ」というと、「どこにあるの?」「遠いの?」と子どもたちは興味津々。近くに合った地図で場所を確認することに。それを見て、「ふーん近いんだね」という子どももいれば、「歩くと思ったよりも遠いんだよ~…」と以前来た時の事を思い出す子どももいました。
 アサザ池まで行く道を探検すると、葉っぱで出来た長いトンネルや、空まで届きそうな大きな木や竹を見つけました。一つひとつの発見が楽しくて仕方がないようでした。そして、葉っぱのトンネルを歩いていると「ポツポツポツ」と音が。雨が葉に当たる音でした。「レインコート着よう」とレインコートを着て探検を再開しました。


 
 しばらく行くと、切り株を見つけました。そして切り株の横に白いキノコを発見。
 「キノコだ」「虫いるかな」とじっくり観察が始まりました。「アサザ池にも何かあるかな」と今度はアサザ池を目指しました。そしてアサザ池に到着。
アサザ池にはたくさんの黄色い物が落ちています。どうやら果物のようでした。


 「梅かな?それとも桃?」見るだけではなく、触ったり嗅いだりしていました。蓋が虫眼鏡になっている観察ケースに入れみようとする子もいました。嗅いでみた子どもたちは「くさい!」と大笑い。保育者も嗅いでみると、植物独特の草の香りがしました。
 また、雨の森は元気な虫たちがいっぱい。バッタ、アメンボ、名前の分からない黒い虫…。



 見つけた虫に興味津々の様子。

 そんな中、「カエルいないね」
 雨の日には必ずいそうなイメージのカエルは姿が見えません。しかし、「ケロケロケロ」と池の奥の方から声が。姿は見えませんでしたが、カエルの鳴き声からその存在を近くに感じているようでした。 

 雨が強くなってきたので、おにぎりは保育園で食べることに。バスまでの帰り道も大盛り上がりです。「水たまりだー‼」長靴で水たまりの中をバシャバシャ歩き、全身濡れながら雨の中を散歩しました。
 保育園に帰り、待ちに待ったおにぎりタイムが終わると、今日見たキノコは何だろうという話しになりました。「これじゃない?」「きっとそう!」と友だちと図鑑を見ながら真剣に調べていました。
 そして、「先生、次も行くよ!」と保育者にまたあそびの森に行きたいと嬉しそうに話していました。
 
 今年度初めてのあそびの森は、雨となりました。晴れとはまた違う姿の森。雨の音や香り、水たまりの冷たさなど五感を使って感じた子どもたちは、そこから何を発見したのでしょうか。晴れの日に感じることができる自然や森の姿も、雨の日に感じることができる自然や森の姿も、子どもたちにとって最高の遊び場となり、そんな瞬間を共に楽しんでいく一年に出来たらと思います。

 次回のあそびの森は9月5日(土)です。この季節ならではの自然を子どもたちと楽しめたらと思います。またあそびの森で会えることを楽しみにしています。


YMCAオベリン保育園 荒井

2020年6月20日土曜日

ぞう組 キャンプごっこ最終日 ~出会いと学びから広がる世界~


 【YMCAオベリン保育園】

6月19日(金)『キャンプごっこ発表会』

 発表会見に来てくれるかな?
 キャンプごっこ最終日。ぞう組の子どもたちはごっこ遊びで体験したことをひつじ組、きりん組のお友だちに発表したいと考えてました。
「ひつじさんときりんさんに来て欲しいけど、なんて言ったらいいのかな?」「わからないなー」と子どもたちは日程のお知らせの仕方に戸惑っていました。『いつ・どこで・何を』がポイントだよと保育者が知らせると「あー、そうか!」と具体的に考え始めました。


 そしてひつじ組ときりん組の帰りの会にお邪魔させてもらい、「キャンプごっこ発表会を見に来てくれる?」と聞きました。ひつじ組ときりん組の子どもたちはとても興味を持ち、「いいよ!見に行くね!」と答えてくれました。

 発表準備
 前日にグループごとに発表するテーマを決めたので、今日は発表に向けてまとめる取り組みを行いました。「発表の時にみんなが見やすくするにはどうしたらいいかな?」「昨日書いた紙だと小さくて見えないね」「大きい紙に大きな字で書こう!」と大きな模造紙に書き始めました。


「大きく書くって難しいな」


「見つけたものが見えればいいから、周りを切っているの」


「写真だけだとわからないかも、そうか!下に文字を書こう」


「のり、ぬりぬりする」


 「先生見て!私ははさみ、みんなはのりと文字で分かれてるの!」と友だちと作業を分担することに気が付いた子が嬉しそうに教えてくれました。「それは役割分担っていうんだよ!みんなですることを分けると進めやすいね!」子どもたちはグループ活動を通じて、どうしたら一つの事を、周りの友だちと力を合わせて進められるのか、気が付いたようでした。

 発表会
 これまでの取り組みの思いが詰まった大きな模造紙を手に、発表ステージ(玄関ホール)に向かいました。子どもたちは「あーもうドキドキする」と言ったり、真剣な表情になっていたりしていました。


 *一回目
 発表会がスタートしました。1回目はひつじ組さんに向けて発表します。
ところがあまりの緊張からか、とっても声の小さいぞう組の子どもたち。一生懸命なのに上手く相手に自分たちの発表が伝わりません。一通り終え、二回目が始まるまでの間に、緊急ミーティングをすることになりました。


 担任:「みんな、やってみてどうだった?」子ども:「とっても緊張した」担任:「見てくれたひつじさんは、どうだったかな?」子ども:「あんまり聞いてくれなかったし、寝っ転がってる人もいた」子どもたちは「せっかく準備して発表したのに…」と少し残念そうにしていました。次はどうしよっか?と保育者が問いかけると、「もっと声を大きくする?!」と返ってきました。そこで、大きな声ってどれくらいかな?と実際に練習してみることになりました。「これくらい?」「もっとじゃない?」と声の大きさを調節しました。そして二回目は声の大きさを意識しながら挑戦してみることになりました。

 *二回目
 2回目はきりん組さんに向けて発表します。大きく書いたテーマはグループみんなで声を合わせて言ってみたり、相手に模造紙が見えるようにしっかり持ったり、時には友だちや保育者に「何だったっけ?」と小声で相談したりしながら進めていきました。


 3つのグループのうちの1つ、見つけたものグループは「これはちょうちょで…」と絵や写真を指差して紹介していました。どこで見つけたのか質問されると「前にたけのこ採りにいったところだよ」とイメージしやすいように伝えていました。


 2つめのテントグループは、どのように立てたのかを伝えたかったようで、テントを立てた順序(時系列)を意識しながら発表をしていました。


 3つめの焚火グループは「どうやって焼いたの?」という質問に対して「もっと高くしたら見えるかな?」と模造紙を持ち上げて一生懸命見せていました。


 この二回目の発表する子どもたちの姿を見て、子どもたちが一回目の発表で気が付いたことは、『声の大きさ』だけではなかったのではと感じました。子どもたち一人ひとりが「みんなに伝えたい!」という思いが強くなったことで、より良い発表にしようとする原動力になったのだと思いました。

 閉村式
 キャンプごっこに向けて始まった午睡前のキャンプソングの集い。子どもたちは、この時間も楽しみ、キャンプごっこへの期待を日々高めていました。そんな思い入れのあるこの時間に閉村式を行い、いつものようにキャンプソングを楽しみました。

 
 そして、子どもたちは『友だちと過ごすことの尊さ』や『いつも側で見守っていてくれる存在がいるという事』や『自分の大切さ』など、全てのことに感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と伝え合い、楽しかったキャンプごっこは幕を閉じました。

終わりに
 友だちと力を合わせ、多くのことに気づき、視野が広がり、子どもたちには今どのような景色が見えているでしょう。「やってみたい」から始まったこのキャンプごっこは、子どもたちに様々出来事やたくさんの人に出合わせてくれた大切な時間となりました。この場をお借りして、今回のキャンプごっこに関わってくださった方々皆様に、感謝申し上げます。
 今後も子どもたちと共に学びながら、子どもたちの発想や気づきに手助けが出来たら良いなと思います。

                          YMCAオベリン保育園 廣山   

2020年6月19日金曜日

ぞう組 キャンプごっこ2日目 ~ZOOMで繋がろう!富士山YMCA~

【YMCAオベリン保育園】
  
 6月18日(木)
 『富士山YMCAのリーダーとZOOMを楽しみました』

 振り返り
 キャンプごっこ2日目。朝の集まりで、作っておいたキャンプごっこのしおりを見ながら前日の流れを振り返りました。その後に始まる富士山YMCAとのオンラインで、リーダーに聞いてみたいことを子どもたちは思い思いに考えました。
 ZOOM 
 ZOOMの準備がされている部屋に行くと、「わー映画館見たい」「ここに映るの?」とワクワクする子どもたち。そして、富士山YMCAと中継が繋がると、あびすけリーダーとゴリラリーダーが登場し挨拶と自己紹介をしてくれました。

 *富士山YMCA紹介
 リーダーが富士山YMCAから見える様々な景色を紹介してくれました。
その中でも子どもたちがずっと見たかった富士山が映像に映ると「!!!」。
言葉が出ない程、富士山の壮大さに圧倒され感動しているようでした。

 他にも富士山YMCAの夏キャンプや冬キャンプではどのような遊びを楽しむことができるのか、写真を交えて紹介してくれました。
       
 子どもたちが特に目を輝かせていたのは、雪遊びの写真でした。「わー!いいな。雪遊びやってみたいな」「冬キャンプ行けたら、できるかな」と大興奮でした。

 *レク・キャンプソング
 「みんなの好きな野菜は何?」「ミニトマト!」「きゅうり!」とキャンプ恒例、『ダイコン・ニンジン・カブラ』のレクが始まりました。初めは少し戸惑ったり恥ずかしがったりする子どもたちでしたが、だんだん楽しくなってきて笑顔がたくさん見られました。
また、『宇宙人を呼ぶ』レクも大笑いで楽しむことができました。
       
 キャンプソングは『ロックマイソール』の振り付けをリーダーを真似ながら歌ったり、キャンプごっこでも歌った『がんがん』を一緒に歌ったりして楽しみました。
 *質問コーナー
 そしてついに事前に考えた質問を伝えられる時がきました。
「なんで富士山っていう名前なの?」「難しいな…聞いたことがあることを紹介するね」とあびすけリーダーが画面を変えて紹介してくれました。
 「漢字で少し違う書き方をすると、『同じ山が二つない』だからふじさん呼ぶって聞いたことあるよ」と教えてくれました。「そうか、富士山は日本で一番高い山だからね」と子どもたちは納得している様子でした。
 「どうやったら、テントを立てらるの」という質問も出ました。すると「よし、じゃあ後一時間くらい話さないとな」という返事が返ってきました。昨日テントが壊れてしまったからどうしたらよかったのか聞きたいようでした。そこで竹とガムテープで建てたテントの話をリーダーに伝えました。リーダーは「そうか!テープだと弱いから、色々な作り方があるけど、ロープを使うんだよ」と教えてくれました。子どもたちは「ロープか!紐はあったよね」と思い出し、更に納得していました。

 こうして富士山YMCAの事や様々な疑問を聞くことができた子どもたちは、とても満足気な顔で「また会おうね」と約束をしてZOOMを終えました。

 発表会に向けて
 「キャンプごっこでどんなことをしたか、ひつじさんやきりんさんに伝えたい」という子どもの声から、19日に発表会をすることになりました。
子どもたちは3グループに分かれ、グループごとに発表することにしました。
発表することを一つ一つ、「こうかな」「どんな感じだったっけ」と友だちと真剣に話し合いながら紙にまとめていきました。
 これまでの取り組みでの発表は、自分が思ったことをぞう組の友だちの前で一人で発表してきました。今回はグループみんなで考え伝えることに挑戦しました。すると子どもたちは「明日、ひつじさんときりんさん全員って、すごく緊張するけど、グループならできそう」と友だちの存在を心強く思っているようでした。

 キャンプごっこ最終日は、ドキドキの発表会で締めくくります。とても楽しみです。
 
                                                                              YMCAオベリン保育園 廣山

2020年6月17日水曜日

ぞう組 キャンプごっこ1日目 ~待ちに待ったキャンプごっこ~

【YMCAオベリン保育園】

 6月17日(水)
待ちに待ったキャンプごっこ』

 今日は園バスで農村伝道神学校に出かけます。朝登園してきた子どもたちは、「ついに、キャンプごっこの日が来たね!」「今日も全員来てるよ!みんなで行けるね!」とぞう組みんなでキャンプごっこができることをとても喜んでいました。
 
 開村式ごっこ 
みんなで大きな輪になって、開村式ごっこを行いました。
「みんなで手を繋ぐとおっきいね!」
 これまでキャンプごっこに向けて、ギターの音に合わせてキャンプソング「がんがん」を歌ってきた子どもたち。今日は、初めて外で歌いました。その後は、一日の流れを確認をしました。

 冒険ごっこ(探索・山登り)
山登り』は、これまでの話し合いの中で「色んな、虫とか葉っぱ見つけたいな」と子どもたちのやりたかったことの一つでした。また、『山登り』では次の活動の『テント作り』と『焚火』に使う木の枝や竹を集める重要な時間でもありました。
 
*様々な生き物や植物との出会い
 「ブタさんのお鼻みたいなのがあった」
 「見て!落ちてたよ。何かな」
「みんな見て、バッタいたよ」

*素材集め
 
 「いくぞー!」
 「ほら!みんなで!運ぶぞー!」「こっち持つね」「任せて」

 秘密基地作り
素材集めを終えるとテントを張る場所を決め、早速テント張りに取り掛かりました。
 「みんな、ここはどう?」「いいね」「真ん中!真ん中!」
 「ちょっとこっちが長いなー」「竹を切ればいいんじゃない」
「何でくっつけようか」「ガムテープはどうかな!」「よし!やってみよう」
 「下もとめないとねー」
「お!立ちそうだよ」「分かった!もっと丈夫にしなくちゃ、もっと貼るよ!」
と、どうしたらテントの柱が丈夫に立てられるかを子どもたち同士で考え、やりとりをしながら絶妙なバランスのテントを立てることができました。
 布を張って、テント完成!「12人みんな入れたよ!」

焚火
 保育園で考えてきたことを頼りに、火起こしをしました。
「なんだっけ、考えたの」「もっと強くするには、風だ風が必要なんだ!」
「みんな、ふぅふぅしよ!」「火が大きくなった。やったー」

 昼食は、焼きトウモロコシと給食さんにリクエストして作ってもらった鮭と梅おかかのおにぎりを美味しくいただきました。

 後片付け
 テントでゆったり食休みをしてから、一度集まり振り返りをしました。
「ゆったりマシュマロを食べようと思うんだけど、そろそろ秘密基地を片づけるのはどうかな?」と、保育者が子どもたちに相談しました。すると、「もう少し、最後にテントで遊びたかったな」。
友だちと力を合わせて作った秘密基地でもう少し遊んでから、片づけをすることになりました。
ところが、太陽の熱で少しづつガムテープの粘着力が…
「パタリ」「大変だー!秘密基地が壊れたー!」

と言うことで、片づけ開始。『あった場所に戻す』を大切に、竹は竹林へガムテープは持ち帰り保育園へ。協力しながら、しっかり分別をしました。

 おやつ
楽しみにしていたマシュマロ焼きでは、自分好みの焼き加減になるよう慎重に焼いていました。


 今日は友だちと沢山話し合い実際にチャレンジしながら、キャンプごっこを存分に楽しむことができました。『やってみたい』を、子どもたちが主体となって取り組む姿は、とても生き生きとして自信に満ち溢れていました。
 明日は、富士山YMCAのリーダーとZOOMを使ってキャンプソングや富士山について紹介のやりとりを楽しむ予定です。

 YMCAオベリン保育園 廣山