2015年8月25日火曜日

パン粉で遊ぼう!パラパラ、ギュギュギュでいい香り。

乳児クラスの保育活動 報告

保育園では、様々な素材を用いて五感を使った遊びをたくさん行なっていますが、今回は夏ならではの遊びを紹介いたします。
「えっ、これでも遊べるの?」とみなさん驚かれるかも知れませんが、その遊びはパン粉を用いた「パン粉遊び」です。
「パン粉」は、家庭でも使用されている物です。
このパン粉をまずトレーに出します。すると触り始める子どもたち。
ザラザラした感触に触れ、サラサラ~と落としてみたり、ぎゅっぎゅっと握ってみたり、それぞれ思い思いに感触を味わって遊びはじめます。


子どもたちは、なぜか頭からパン粉をかぶりはじめ髪の毛はパン粉だらけに。そんな状況でカップを出すとパン粉をいっぱいに入れ「どうぞ」とままごとがはじまります。また子どもによっては、触れるだけでなく、パン粉の匂いを楽しんでいる子もいました。パンのおいしそうな匂いにそそられたのか口に入れようとする子もいました。(パン粉は園で使用しているものでアレルギーの子がいても安心の物です)

次に、ザラザラした感触のパン粉に水を混ぜてまた違う感触へ。
ザラザラが水を入れることでふわふわになり、両手で[もみもみ][ぎゅっぎゅっ]と握ったり丸めたりする子どもたもち。いつもの間にか「おにぎり」や「だんご」作りがはじまり、遊びの世界をどんどん変化させ、おもいっきり楽しんだ子どもたちでした。
ちょっとした砂場感覚でしたが、砂とはまた違った匂いや手触りを感じながら遊びことが出来ます。この乳児期は、たくさんの素材を使い五感を活用しながら感性を豊かしつつ大きく育ってほしいと思っています。ぜひ、お家でも試して見てくださいね!!
(オベリン保育園 岡崎あゆみ)

子どもの感性で広がる、あそびの世界。

幼児クラスの保育活動 報告

8月もあっという間に終わろうとしていますが、暑さにも負けず元気いっぱいの幼児組の子どもたち。夏休みだったお友だちも少しずつ登園しはじめ活気が戻ってきています。
今日はビーズ遊びをしました。みんなで協力し、室内にあるテーブルや椅子を廊下にお引越ししていざスタート。
同じ形、同じ色のビーズでも遊び方は様々で、ビーズを容器に集めテーブルに並べて「いらっしゃいませ、冷たいフルーツはいかがですか?」とお店やさんごっこをする子もいれば、床に寝そべり「ビーズが背中に当たって面白い」とニコニコの子、駒のようにクルクルとまわしてお友だちと競争する子もいました。
中でも一番盛り上がったのは、ビーズころがし。
今年の夏は竹を使って流しそうめんをしたり、そうめんに見立てた水や石を流して遊んだりしていたので雨どいを見るとすぐに組み立て始め、「どうやったらビーズが転がるかな?」とぞう組(5歳児)の子どもたちが中心になって考えはじめました。そして、距離は短いけど両方からビーズが流れる方法を発見。「せーの」の掛け声で、2つの方向から流し、ビーズの動きや早さを楽しんでいました。
また、トタンを使ってのビーズころがしから、子どもがトタンの両端を持って落とさないようにバランスを保ちながら転がす遊びへと発展。「うわー落ちるよ」と笑いながらも慎重に行っていました。

時間がかかるかと思っていたお片づけでしたが、ただ拾うだけではなく、容器に同じ色を集めている子や雨どいの下に袋をつけて、上からビーズを流しながら集める子など楽しみながらスムーズに片付けをすることができました。
まだまだ遊びたりなかった様子の子どもたち。これからの室内の選び取り遊びの最有力候補となりそうです。次はどのような発想をし、遊びを展開させてくれるのか楽しみです。
(オベリン保育園 棚田麻理)

芸術作品の出来上がり。

子ども広場事業 [絵の具あそび] 報告

8月21日(金)の地域活動では、『絵の具あそび』を行いました。
「今年も子どもと楽しみにしていました!」と昨年に引き続き、今年もたくさんの方が参加してくださり、YMCAオベリン保育園子育て広場事業の夏の人気恒例イベントになってきました。

最初は筆やローラーなどの道具は使わずに、指や手のひらで絵の具の感触を感じたり、模造紙へ思い思いの表現を楽しんだりしていました。


絵の具にも慣れ親しみ、絵の具遊びがダイナミックになってきた頃に筆やローラーを渡すと、目をキラキラと輝かせる子どもたち。「だいくさんみたい!」とダンボールや壁に貼った模造紙にローラーをコロコロと転がしてみたり、絵の具皿を片手に筆を走らせたりと夢中で遊んでいました。

初めての絵の具に興味はあるけど。触るのはちょっと…という子にはタンポなど直接絵の具に触らずにポンポンと絵の具で遊べるようにしたり、色水をコップに入れて色同士が混ざるのを楽しんだりしていました。


 こちらも、徐々に絵の具や色水に慣れ親しむと、色水に触ってみたり、色水の入ったタライに入ったりする子も!
手や足だけでなく、顔まで絵の具まみれになるぐらい開放的でダイナミックな絵の具遊びを行い、親子での楽しい時間を過ごすことが出来ました。
(オベリン保育園 和田隆)

穂が出てきたよ!の巻

0.009反の田んぼ活動 報告⑤

お米の赤ちゃんの発見から2週間。夏の太陽の光と水をたくさん吸入してどんどん成長中の田んぼの苗。5歳児ぞう組が田んぼの観察をしていると・・・「あっ!お米が出てきた!」「こっちもでてる!」と大盛り上がり!
みんなで虫メガネを使って覗いてみると「とうもろこしみたい」「だんだんお米の形になってきたよ」「いっぱいお米がくっついてるよ」「先に白いのが付いてるよ」「お米がまだやわらかい」といろいろなことを発見した子どもたち。

そこで観察ノートに稲穂や葉っぱの絵、今何㎝まで成長している?先の白いものはナンだろう?など子ども達それぞれが気づいたことを覚え中のひらがなで一所懸命ノートに書き記していました。


次回スズメ対策「かかし」作りに励みます!どんなかかしが出来るかな?
(オベリン保育園 伊藤 航也)

2015年8月17日月曜日

インドネシアに横浜線?

幼児クラスの平和月間活動 報告

今月は平和月間ということで、8月17日(月)幼児クラスの保護者の方(インドネシア出身)からお話を聞きました。

 写真をみながら、インドネシアの産物であるバナナ、マンゴー、が出てくると「あっ!バナナ!」「マンゴーだ!食べたことある!」と身近に感じた子ども達。さらに続く写真では、「あっ!横浜線だ!!」と驚く子ども達。

私達も「似てるな~」と思ったけれど、「まさか、横浜線がインドネシアに」と目を疑ったのですが、実は、日本で走り続け引退した横浜線がなんとインドネシアにて再出発し、街中を走っていたのです。

子ども達は、毎日見ている横浜線がインドネシアでも走っていることを聞いて驚いていました。でも、このようにして国は違うけれど、横浜線で繋がっていることを知り、お互い助け合いながら私達は生きていることを少しでも感じてくれたのではないでしょうか。

 その後も、インドネシアの民族衣装を実際に見せてもらったり、手で食事をする写真を見て、「え~!手で食べるの?」と日本の文化との違いを感じたり、賛美歌「主イエスとともに」のインドネシアバージョンも教えてもらい、パパのギターに合わせ、みんなでインドネシア語で賛美しました。

 子ども達からは、色々な質問があがり、興味を示したのは「○○はなんて言うの?」でした。日本語とインドネシア語の違いを知り、その違いに不思議そうな表情をする子ども達。英語とは、又違って音の違いを聞く良い機会になりました。


 最後は、インドネシアでのジャンケンを教えてもらいました。親指を立てる(象)人さし指を立てる(人間)小指をたてる(蟻)の意味があるそうで、人間は象には勝てず、象は蟻には勝てないそうです。なぜなら、蟻が象の耳の中に入ったら像は太刀打ち出来ないからだそうです。「なるほど~。」とみんな感心。


日本とインドネシアとの文化の違いだけではなく、お互い助け合いながら私達は生きていることを感じる良い機会となりました。
(オベリン保育園 松下成美)

おさかながいっぱいのうみ。

幼児クラスの製作活動 報告

先日鹿沼公園で行われた銀河祭りの作品を幼児クラスのみんなで作りました。
子どもたちの興味のあるものからどんな作品にしていこうかを考えました。

今年のテーマは“海の中”!!
“スイミー”や“にじいろのさかな”などの絵本や図鑑を通して魚や海の中が大好き!!
そして、移動水族館で魚に触れたことで更に興味が深まっていた子どもたち。
でも、子どもたちの想像力を大事にしたかったので、テーマは話さず、様々な保育の活動で取り組んでできたものを使って、海の中を表現していきました。

まずは、全クラスで和紙を使ってのにじみ絵をしました。
様々な色を和紙にしみこませていくとできるきれいな色や模様に「わぁ~すごい!!」「みてみて!!きれいな柄が作れたよ!!」っと大喜びの子どもたち。



するとその和紙を見たぞう(5歳児)ぐみの子が「この色なんか海みたいじゃない~?」「そしたら海の中にはお魚をお泳がせてみたらどう??」

そして、ひつじ(3歳児)ぐみを中心に手の平にえのぐを塗り、手形遊び。
その手形を見ていると…「顔を描いたら魚になりそう!!」「2つ合わせたらカニに見えるよ。」ぞうぐみを中心に海の生き物作りが始まりました。




そんなぞうぐみの姿を見て、「私も作りたい!」っと言うきりん(4歳児)ぐみ。
くらげやえいも作り、段々と賑やかな海の中になっていきました。


仕上げはぞうぐみ。土台となるにじみ絵の和紙をきれいに敷き詰めて張りました。
すると「生き物だけじゃなくって、こんぶや岩も海の中にはある!!」っと絵本を見て気づき、自分たちで色を選びながら手で混ぜ合わせ、こだわりながら色を作りました。
最後に岩、こんぶやわかめ、そして海の生き物を海に泳がせて完成!!





みんなの力と気持ちがひとつとなり、とても素敵な作品に仕上がりました。
保育園の玄関に飾ってあります。ぜひ近くで子どもたちの創造した海の世界をじっくり見て、楽しんでくださいね。素敵な生き物がたくさん泳いでいますよ!!
(オベリン保育園 矢崎遥奈)

採れたて野菜をガブリの巻

幼児クラスの野菜づくり活動 報告

子どもたちが園庭で育てているプランターの野菜や花を見て、八百屋さんが野菜の苗を分けてくれました。
昔のトマトや白なすや白ウリといったかわった野菜たちをみんなで育てることにしました。

八百屋さんにコツを教えてもらいながら「トマトの水は少し。ナスの水はたくさん。」と言いながら水やりをしていた子どもたち。


真夏を迎え一番最初に収穫をむかえた昔のトマトをその場でもぎり、かぶりつきました。「フルーツみたいであま~い」「おいしい!」と苦手なトマトもやっぱり採れたては違うみたいです。


八百屋さんに「トマトおいしく出来たよ」と報告した5歳児ぞう組に「育て方が上手だね。今度教えてもらわなきゃ」と褒めてもらって喜んでいました。トマトだけではありません。


なんと隣のプランターに真ん丸く太った「白ナス」を発見!「でかーい!」と驚きながらも収穫し、さっそく今日の給食で味噌汁にしました。「白ナスだからなかも白?」なんていう疑問もあったので食べる前に確かめてみたら紫色のナスと同じことがわかったり、匂いが違うことを発見したりといろんなことを発見した子どもたち。

ただ、先生は同じ匂いのような気がするんだけどなぁ・・・。

(オベリン保育園 伊藤 航也)

お米の赤ちゃんが生まれたよの巻

0.009反の田んぼ活動 報告④

5歳児ぞう組がコツコツと稲の長さを計り続けて2か月が経ちました。
15㎝だった苗は今では100㎝を超えました。
「102センチ!僕のが一番大きい」「みんなの身長は何センチだろう?」とみんなで身体測定が始まります。

最近は3歳児ひつじ組や4歳児きりん組も加わり苗と背いくらべをしています。
前回保育園の田んぼを見にきてくれた保育園のお米を作ってくれている「山ちゃんのお米」の山田さんが「もう少ししたら苗の中を小さなお米の赤ちゃんが出てくるのが見れるよ」と教えてもらいました。

みんなで苗を一枚一枚丁寧にはがしてよ~く観察していくと・・「わぁ~あった!かわいいね~」「お米の赤ちゃんが生まれたよ」とついに発見!



今はどこからお米が出てくるのか想像を膨らましている子ども達の姿が見られます。
(オベリン保育園 伊藤 航也)




黄色と水色の絵の具が[かえる]に・・・。

乳児クラス 保育活動報告
0歳から2歳のお友だちが合同保育を行い、その中で絵の具遊びをしました。
昨日から絵の具あそびを行うことを伝えていた為、朝から「絵の具あそびだー」と子どもたちはワクワク気分で登園してきました。


さっそくテラスへ出て、絵の具に触れました。
今回は黄色と水色の絵の具を用意しました。子どもたちは好きな色のお皿を手に取り、壁の模造紙めがけてペッタン。
「ヌルヌルだねえ」と絵の具の感触を楽しみました。また「見てー」と両手を広げ、絵の具でいっぱいになった手を自慢するかのように見せてくる子もいます。



さて、たくさんの手形が集まり、あっちもこっちもと子どもたちが2色の色を使っていくうちに、また新しい色が増えました。そのことに1番はじめに気がついたのは2歳児のお友だち。「緑になったー」と黄色と水色をぐちゃぐちゃと混ぜ合わせて色の変化を楽しみます。すると今度は「かえるさんの手!」と先生も一緒になって楽しみます。子どもたちの豊かな発想力は驚かされます。


そして0歳児1歳児のお友だちもそんな2歳児のお友だちを見てたくさん絵の具に触れだしました。自分から足や手に絵の具をつけて「見て見て」と笑いかけ全身に絵の具をつけ楽しむ子もいました。

途中から、空き缶を出しました。空き缶は底の丸い部分を使いスタンプにと保育者がお手本を見せるとすぐさま、みんな手に取りスタンプし始め、楽しむことができました。


子どもたちの「みてみて」というサインがたくさんあり、大人が丁寧に受け止めることで満足した顔で活動を終えることができました。

保護者の方にはいつもご理解頂き、お洋服のお洗濯ありがとうございます。
(オベリン保育園 岡崎あゆみ)

2015年8月5日水曜日

ほんものを知るシリーズ 「みその天地返し」の巻き

ぞう組のみそづくり報告
2月に仕込んだ「オベリン味噌」が「天地返し(かき混ぜて上下を均一にする作業)」を迎える季節になりました。ぞう組(5歳児)の子どもたちと「どうなっているかな?」とワクワクしながら蓋を開けると「納豆の匂いがするなぁ」「醤油じゃない?」とくんくん匂いを嗅いでいました。


すると「何か黒いのがない?」「どこ?どこ?」とカビを見つけ、「なんでカビができたの?」「暑すぎたりすると出てきちゃうの」「じゃあさ、冷蔵庫に入れておけば良かったんじゃない?」と子どもたちの会話はどんどん広がっていました。


そしてみんなで混ぜ混ぜしたあとは恒例の味見タイム。手についた味噌をきゅうりにつけて食べました。「しょっぱーい」けど「おいしい」とニコニコ顔の子どもたち。ふわぁ~とした甘味としょっぱさがちょうどいい具合になっています。最後に塩を表面に振っていると「なんで塩をかけるの?」「カビさんが出来ないようにするため」「ふぅ~ん」、重石をのせると「何でのせるの」と今日は色々と質問攻めで物知りになったぞう組です。再び寝かせて11月の収穫感謝礼拝で完成お披露目会。今から楽しみで仕方ありません。



そして「他にもお部屋に置いて作るものがあったの覚えてる?」「梅ジュース」と6月に作ったばかりの梅ジュースも部屋において完成する日を毎日ワクワク心待ちにしている子どもたちでした。
(オベリン保育園 荒川加奈子)