収獲感謝祭 実施報告
日に日に秋も深まる11月に、二日に渡って収穫感謝祭を行いました。
”異年齢で関わりながら一緒に神様からの恵みに感謝する”
”本物を知る”
今年度はこの二つをテーマにして行われました。
一日目は礼拝。神様が育ててくださった沢山のお野菜を前に、神様にするとと共に、いつも沢山の方々に支えられて美味しく食事ができることに感謝をしつつ礼拝を守りました。礼拝の後、ぞう組が長い時間をかけて仕込んだ味噌と、幼児で育てたサツマイモのお披露目をしました。
そして次の日のクッキングに備えて下ごしらえをしました。
全園児を縦割りにし、味噌汁・焼き芋・お米のグループでそれぞれ作業を進めます。
「どうやってやるの?」という乳児からの問い掛けに、「一緒にやろう」「こうやるんだよ」と教える幼児の子どもたち。
幼児の子どもが主体となりつつ、年下の友だちへ伝えたり一緒に行ったりする姿がたくさん見られました。
準備が終わるとぞう組は、保育園でいつもお世話になっている町の魚屋「魚儀さん」へ。
重さ4キロはある”本物”の大きな鰤(ぶり)を2匹買って来てくれました。
「血が付いてる」「海の匂いがするね」「口の中はどうなってるのかな」
図鑑では分からない、様々な発見を子どもたちはしていました。
みんなで頑張って園まで持ち帰り、夕方に魚儀さんのご協力で解体ショーが行われました。子どもたちは目の前で捌かれていく様子を真剣な眼差しで見つめていました。
頭部や骨、内臓など、魚売り場では見ることのない魚の姿に「すごい」「血が出てる」「匂いがする」と様々な反応を見せていました。あっという間に切り身になってしまった鰤。子どもたちは、スーパーマーケットで売っている切り身の魚がこうやって作られていることを知ることが出来ました。そして切り身になった鰤を見て「おいしそう」「早く食べたい」と明日が待ちきれない様子でした。
そして二日目。昨日準備した食材を使ってクッキングです。
それぞれ自分が準備した食材を、コンロや鍋に入れていきました。
美味しく出来上がったら、幼児がみんなのために握ったおにぎりと一緒に
「いただきます!」
神様へのお祈りも、いつも以上に気持ちが入ります。
メニューはおにぎり・鰤のホイル焼き・具沢山の味噌汁。
「おいしい」「これ私が準備したんだよ」「おかわりしたい」自分が携わった食材を食べる喜び、そしてお友だちや魚屋さんが準備してくれたご飯を食べられるありがたさを感じながら、みんないつも以上にご飯を食べていました。
おやつは、鰤のホイル焼きの鉄板の下に忍ばせていた焼き芋を全園児が園庭に集まり、味わいました。みんなで作った焼き芋は大好評で、おかわり分の焼き芋も全部無くなる程でした。
二日間を通じて乳児から幼児までの異年齢で交わり楽しく収穫の喜びを感じることが出来ました。
オベリン保育園 加藤純平