2018年9月10日月曜日

小ねぎの”ちんちゃん”生長中。

幼児クラス 活動報告
ぞうぐみに栄養士さんから小ねぎの根っこをいただきました。子どもたちのところに持っていくと「大きくなるの?」「食べられるの?」と興味深々の子どもたち。「根っこが生きてるから大きくなるよ」という友だちの発見から「育ててみたい!」という意見が広がり、小ねぎを育てて8月の流しそうめんで食べることになりました。
まず、園庭から敷石用の小石を集めて土を入れ小ねぎ用のプランターを作りました。
そこに一人ひとりが小ねぎの根っこを植えました。まっすぐ上に伸びる小ねぎを見た一人の子が「ちんあなごみたい」とぽつりとつぶやいていました。その「ちんあなごみたい」というつぶやきが子どもたちの中に広がり、「ちんあなごちゃん」から、いつしか小ねぎは「ちんちゃん」と呼ばれるようになりました。毎日「ちんちゃん大きくなったかな」と楽しみにしていた子どもたち。「どのくらい大きくなったのかな?」と疑問に思い、ものさしで長さを測ってみることになりました。ものさしの使い方やセンチメートルという長さの単位を知りました。「すごい!1日でこれだけ大きくなってる」とびっくりしていました。
 風の強い日は「ちんちゃん大丈夫かな」と心配したり、「大きくなるには水とお日さまがいるんだよ」と日が当たるようにしていたり、みんなで世話をした"ちんちゃん”は流しそうめんの前に大きくなってしまいました。
そこで、どうするかを子どもたちと考え、給食のお味噌汁の中に入れることにしました。
「ちんちゃんはみんなの身体に行くんだね」と声をかけながらハサミで小さくしました。盛り付けを担当した子は「ひとりじゃ寂しいからいっぱい入れてあげるね」と言っていました。こうしてお味噌汁に入った”ちんちゃん”はみんなでおいしくいただきました。切った小ねぎが再び生長することを栄養士さんからおしえてもらい、流しそうめんに向けて2回目の生長を目指して再びお世話を始めました。
こうしてすくすくと育った“ちんちゃん”は無事に生長し、みんなの願いが叶って流しそうめんのつゆの中に入れることができました。
 再び小さくなった”ちんちゃん”ですが「枯れるまでやる!」という子どもたちの熱い思いがあり、ただいま3回目の生長中です。
オベリン保育園 小泉のぞみ