2019年5月23日木曜日

雨空お絵描き

幼児(3歳児クラス) 教育・保育活動報告

「今日お散歩だったのに、雨降っちゃったね」「カミナリ来るとき見たよ、少し怖かった」そんな言葉が子どもたちから聞こえてきます。
「でもね、雨って素敵なんだよ?」と子どもを連れ、自由画帳とクレヨンを手に雨降る外へ飛び出しました。

「あめはどこから降ってる?」「何色?」そんな会話を楽しみながら、子どもは描き始めました。
「上から降ってくるね」「(画用紙は)白なのに白!先生!(のクレヨンで描けるよ)」と目の前で降っている雨を思いおもいに描きます。

「じゃあこれ被ってみようか!」とタライを保育者が子どもたちに渡すと
初めは「え、いいの?」という顔の子どもたちでしたが、たちまち笑顔に。
「音する!ポツポツ」「冷たいね、入れて。シーーだよ?」とはしゃいでみたり音を聞こうと静かにしてみたりしながら、雨の音や冷たさも感じていました。すると、タライから出て、再び自由画帳に向かいます。
ポツポツという雨音を表現する子や登園する時に見たカミナリを書き加える子、さっき通った階段に溜まった水溜りと降ってくる雨の輝きの違いに気がついた子もいました。

五感で雨を沢山楽しんだ子どもたちと部屋に戻ると、「濡れちゃったね」「乾くかな?」と心配し始めました。
洗濯ピンチを部屋に用意することになると、自分の帽子と靴下を真剣に干します。一安心のみんなどこか満足気な顔をしていました。
実際に感じたことを言葉や絵を通して、豊かに表現する子どもたちの姿に驚き、そしてとても感動しました。
次の雨の日がまた違った世界に写りますように。
                    オベリン保育園 川田ゆい