きりんぐみ(4歳児)では、先日おこなった出発式で、卒園するぞう(5歳児)ぐみのために気持ちをこめてコサージュ作りをしました。
何日もかけて丁寧に作っていきました。「○○くんには水色が似合うかな?」と考えながら毛糸を選び、厚紙に糸をかけていくところからスタート。毛糸を交互にくぐらせながら、編んでいきました。「○○ちゃん喜んでくれるかな?」とプレゼントする友だちのことを思いながら作っていました。仕上げには、キラキラのビーズをつけて完成。「やっとできた!」と達成感を味わうとともに「ぞうぐみさんきっと喜んでくれるはず」と期待を高めていました。
予行練習のあと、ぞうぐみの前に座り、「プレゼントがあります」と子どもたち。一人ずつ、「出発式がんばってね」「小学校に行ったら勉強がんばってね」と、それぞれ考えてきた言葉をかけていました。「ありがとう」と喜んでもらえて、お互いに嬉しそうな表情を見せていました。ぞうぐみは、コサージュを大事そうに手にとり、「お花みたい」「かわいい」「出発式でつけるね!」と実際に胸にあててみたりしながら、プレゼントを喜んでいました。
幼児ぐみで一緒に生活したり、活動したり、長い時間を一緒に過ごしてきた子どもたち。絆の深さ、お互いを大切に思う気持ちを改めて感じることができました。
(オベリン保育園 鶴見菜穂)