【YMCAオベリン保育園】 味噌作り活動のご報告 その③
*味噌づくり(見るクッキング)
今年度は新型コロナウイルスの感染予防に配慮し、“保育者が作るオベリン味噌を見る、観察する”という形で、行っていきました。乳幼児合同で、3つの異年齢グループをつくり、3回に分けて、少人数でじっくりと行っていきました。
▲茹でた大豆は、柔らかく、大きくなったことに気付いた子どもたち。「大豆の匂い」「なんか納豆みたい」「あったかい」「ゆげでてる!」と目をキラキラさせていました。
▲続いて、マッシャーを使って、大豆を潰しました。「潰れてきた」「ぬちょって音がした」「大豆の匂いが強くなってきた気がする」「まだ、大豆が残ってる。もうちょっと潰した方がいいんじゃない」と徐々に潰れていく、大豆の変化を楽しんでいました。
▲ビニールの上から、塩と麹、それぞれの食材に触れました。「麹ってなんか臭いね、よく分からない匂いがする」「お米だ!」「塩はつぶつぶしてて、麹はザラザラしている」など、たくさんの発見がありました。
▲次に“混ぜる”の工程です。塩と麹を混ぜ、さらに、潰した大豆と混ぜ合わせます。「塩麹入れるとき、静かにしてたら、サーサーって音が聞こえてきた」保育者が、混ぜるうちに“ずっしり”してきたことを、子どもたちに伝えると、「ずっしり?」「先生がんばれー」と応援しながら、見守るのでした。均等に、混ぜ終えると、「味噌できた?」「味噌の匂い」「あっ。みしょお(味噌)」と話していました。実際に、ビニールの上から味噌にも触れました。「むにむにする」「あったかい」「柔らかい」と何度も、感触を確かめていました。「次って、まるめて投げるんだよね」と次の工程に、期待とワクワクの子どもたちなのでした。
▲そして、楽しみにしていた“まるめる”工程です。「きれい」「何個できるかな」「1,2,3…12個だ」と数を数えたり、保育者を真似て、ぎゅっぎゅと握っていました。
▲最後に、綺麗にまるめた、味噌玉を空気が抜けるように、勢いよく木樽へ投げます。投げると、“バーーーン”と、とても大きな音がしました。それを聞いた大興奮な子どもたちは、「おーー」と声を出したり、「びっくりした」と驚いたり、目をまんまるにして見守っていました。
▲木樽にいっぱいの味噌が入ると、「おやすみなさい」と手を振りながら、優しく声を掛け、7月の天地返しまで、“美味しく出来ますように”と願い、楽しみに、蓋を閉めました。(続く)
YMCAオベリン保育園 牧