【YMCAオベリン保育園】梅干しづくり 活動の報告②
6月に入り、赤シソを瓶に入れる時期となりました。
実はみんなが作ったものとは別に、栄養士が給食で使うための梅干しを作っていました。その梅を漬けている瓶に赤シソを入れる工程を子どもたちと観察することにしました。
前日、子どもたちは赤シソを入れることや、次の日の準備について栄養士から話を聞きました。そして実際に赤シソを茎から取る様子を「虫がいたよ」「こんなにたくさん取るの?」と言いながら、観察していました。
次の日、異年齢の3グループに分かれ少人数ずつ観察していきました。(アクリル板を設置し、マスクを着用するなど感染症対策をして行いました。)
まずは瓶に入った梅を見ます。「水が出てる!」とビンの中の変化に気づきました。乳児さんも梅が入った瓶を「なんだろう」と観察していました。
次に袋に下準備をした赤シソと塩を、数回に分けて合わせ、揉んでいきます。最初、塩を入れ揉んでも変化は無く、「変わらないね」と子どもたち。「もう一回入れよう」と2回目の塩を入れました。まだ変化はありません。3回目、残った塩を全て入れてみると…「なんか出てきた!ジュース?」「(最初に比べて)なんか量が少なくなった」と様々な変化に気が付いて大興奮でした。
そして塩を揉んであく抜きした赤シソを保育者が瓶に入れました。「塩を入れるとおいしくなるんだよね」「見て、もう色変わってきたよ」「おいしくなるといいな」完成を楽しみにする子どもたち。
「梅干しって酸っぱいけど美味しいんだよね。だから(完成が)楽しみだなあ」
日を追うごとに、そして工程がひとつ進むごとに、子どもたちの梅への愛着は増していきます。次は赤く染まった梅を干します。子どもたちはどんな発見をするでしょうか。とても楽しみです。
YMCAオベリン保育園 荒井