2020年11月7日土曜日

子育てサロン~子どもをはぐくむ遊びとおもちゃ~

 【YMCAオベリン保育園】 地域活動のご報告 

 11月5日(木)オンラインで子育てサロンを開催しました。テーマは「子どもをはぐくむ遊びとおもちゃ」。厚木YMCAの吉川成美先生から、発達を促すおもちゃの紹介がありました。

          

  まず一つひとつのおもちゃの作り方や遊び方について、吉川先生から実演がありました。

【小麦粉粘土】 口に入っても危なくない、どこでも作れるおもちゃです。「触るのが苦手なお子さんはお母さんと引っ張って遊ぶようにしましょう。」と吉川先生。「ままごとの包丁で切ったり、つまんでちぎったり。遊びながら自然に手先を使うことになります。両手で挟んで丸めることも、手を逆に動かすので簡単なようで、実は子どもにとって難しいのです。」

           

【タッパーとストローのおもちゃ】 筒のタッパーのフタに穴をあけたもので、穴にストローを通して遊びます。左手と右手の動きの協応(きょうおう)により両手のバランスが取れ、穴を「見る」力がつきます。たくさん入れたストローをお子さんは目で確認できて、達成感につながります。

           

【洗濯ばさみと厚紙のおもちゃ】 動物にかたどった厚紙に洗濯ばさみを挟むと足になります。洗濯ばさみを広げようとして力をいれることで指先をきたえることになります。

 紹介されたおもちゃは、どれも身近な素材で作られていて、お家でも簡単に作って遊べます。お父さんお母さんと一緒に遊んで、小さい「できた」を積み重ね、「すごい」と褒められ、声をかけてもらうことで、楽しく関わる時間を持つことができ、自己肯定感もはぐくまれるのですね。

         

おもちゃ遊びの後、悩み相談の時間をもちました。多くの親御さんから耳にする「夜、早く眠るにはどうすればいいか」という質問に吉川先生からは意外な答え。「朝の光をたくさん浴びることが、夜自然に眠ることにつながります。朝の光にはセロトニンという物質の分泌を促す働きがあります。セロトニンは脳と身体を覚醒させて身体のリズムを整え、日中の活動を活発にします。この生活リズムが大切です。」と吉川先生。お子さんの早起きが明日から楽しみですね。

         

 これからも夢中になって一緒に遊べるおもちゃなどをご紹介したり、子育て中の悩みなどお聞きしながら少しでもお手伝いできたらと思います。

YMCAオベリン保育園 池見