卒園児制作 活動報告
”保育園のみんなが使ってくれるものをプレゼントしたい”
そんな思いで集まったぞうぐみのみんな。何を作るかを話し合いました。玩具でも本でも何でも入れられそうな「箱」が一番いいということになり、どんな箱を作るかを考えていきます。
「使うみんなが楽しくなれるような箱にしたい」
「保育園の思い出を描きたい」などのアイデアが出て、一人一枚ずつ板を作って箱にすることになりました。
カラフルな星やハートで飾りたい、キャンプで見た富士山を描きたい。
それぞれのイメージでデザインを考えていきました。
手形を使った似顔絵のアイデアも考え、みんなの帽子の色「オレンジ」で手形を押しました
手形を押す向きや数、位置は自分で考えたオリジナル。
画用紙に下書きしたデザイン案を元に、世界で一枚の板を作り上げていきました。
”自分だけの一枚”が完成したら、いよいよ組立が始まりました。
富士山キャンプでの制作活動や流しそうめんで使う竹の加工など、これまで様々な工具に触れてきたぞうぐみのみんな。金づちの使い方をしっかりと聞き、一人ずつ釘を打ち込んでいきました。
一本一本打ち込んでいく顔はとても真剣。
どんな気持ちで釘を打ったの?と尋ねると、「小学校へ入って離れ離れになってもずっと友達でいられるように」「卒園してからも保育園のみんなに思い出してもらえるように」
など、それぞれの深い思いが込められていました。
組み始めはグラグラしていた箱も、五枚の板が組み合わさることでしっかりとしてきました。「これならみんなに使ってもらえるね」「いっぱい釘を打って壊れにくい箱にしようよ」と、作業は進んでいきました。
みんなの板が組み合わさり、三個の”何でもおもちゃ箱”が完成しました。
オベリン保育園 加藤純平