2020年10月29日木曜日

看護師さんと栄養士さんに聞いてみよう~熱が出たときの食事について~

【YMCAオベリン保育園】 オンライン子育てサロンのご報告 

 1022日にオンラインで子育てサロンを実施いたしました。

       

 最初に、ギターの演奏に合わせて「ドレミの歌」をうたったり、わらべ歌「ちょちちょちあわわ」を親子でふれあいながら楽しみました。

         

 今回は、YMCAオベリン保育園管理栄養士とYMCAいずみ保育園看護師による熱が出たときの食事について」お話です。

 熱が出て体調が悪い時に避けた方が良いものや、どんなものを食べたらいいのか、知っていただくことができたかと思います。

 繊維質のものも消化に悪く、炭酸飲料も刺激になることや、ラーメンなども塩分が多く含まれるため、脱水状態を加速することになるそうです。ちなみにお粥は米から炊くと時間がかかるので、ご飯と水で火にかけるといいなど、嬉しい情報もありました。少し体調が良くなってきたら蛋白質を取り入れてもいいそうです。

 口内炎、手足口病などで、口の粘膜に炎症があるときは、舌触りの良いものがおすすめで、固いもの、炭酸飲料、ジュースなどは刺激になるため避けたほうがいいとのことでした。

        

 看護師からは、「体調が悪い時に、食べたいからといって、むやみにゼリーやアイスクリームを与えるとかえって回復が遅くなります。代わりにヨーグルトや果物にするなど少し工夫できるといいですね。」とアドバイスがありました。

 参加されていた保護者の方からは、「熱のときは、身体が欲するのか、お粥をよく食べていました。普段は野菜も食べて欲しいと思っているのですが、体調が悪いときは無理をしないで大丈夫だと分かりました。また、体調が悪いときにゼリーを欲しがることが多いですが、これからは果物をすすめてみようと思います」と感想をいただきました。

「吐いてどうしようもないときはまず何から摂取すればよいですか」という質問には、

「水分から与えましょう。一度にたくさんあげると、吐くことを誘発してしまう恐れがあるので、一口ずつこまめに水分を補給してあげてください。経口補水液、イオン水や赤ちゃん用の麦茶でも大丈夫です。自分から飲めないので、少しずつこまめにあげるとよいと思います。」とのアドバイス。

 体調不良の時には、身体に負担をかけない食事をとることが大事だと分かりました。嘔吐の時などは特に脱水症状が心配ですが、水分を口に含ませるだけでも粘膜から吸収されるとのことです。

       

 今後も、子育て中の「こんな時どうしたらいいの?」といった悩みを、看護師や栄養士、保育士などいろいろな視点から、一緒に考えていけたらと思います。
 次回、11月2日はYMCAオベリン保育園玄関でおもちゃキットを配布します。
 11月4日はオンラインで「布で遊ぼう~わらべ歌~」、11月5日もオンラインで「子どもを育む遊びとおもちゃ」というテーマで行います。下記のURLからご覧いただけます。
 みなさまのご参加をお待ちしております! 

「おもちゃキット配布」

「布で遊ぼう~わらべ歌~」

「子どもを育む遊びとおもちゃ」

YMCAオベリン保育園 鶴見 



2020年10月28日水曜日

「どんぐりの音がする」

【YMCAオベリン保育園】あそびの森のご報告


<あそびの森 秋>2回目を行いました。

 前回は夏と秋の間の森で様々な自然と出逢いました。
今回はどんな発見があるのか、どんな森の姿なのか楽しみに出発しました。


 今回も小山田緑地のアサザ池の場所を確認し、向かいます。


 森に入るとすぐにたくさんのドングリが落ちていました。まるで絨毯のような地面をゆっくりと進んでいきます。「ドングリの音がする」と踏み締めて割れるドングリの音を楽しんでいました。


 「帽子がついてる~、形が違う!!」などアサザ池までの道もどんぐり探しを満喫していました。

 アサザ池に着くと約束を確認してからそれぞれ崖登りや虫探しを楽しみます。

 崖上りでは「この間登れなかったから!」とリベンジする姿が。どこからなら登れるかなと考えながらゆっくり上へ。やっと登り切ると出来たことを喜びつつ、すぐに友だちのことを気にかけます。「頑張れ」と応援したり「草は掴むと千切れちゃう!」アドバイスしたりしていました。
 そして、登り切った友だちを自分のことのように「やったね」と声を掛け、喜んでいました。


 虫探しでは、エビや小さい魚、トカゲなどが見つかりました。


 観察ケースの中に入れ、じっくり観察。次々に様々な生き物を捕まえる小学生の姿を憧れの眼差しで在園児が見つめていました。最後は何処が虫にとって良い場所かを探してリリースします。ずっと見送る姿が「またね」と言っているようでした。

 秋の森を満喫した子どもたち。次の遊びの森は1月です。季節が過ぎ森はどのように変化しているでしょうか。子どもたちと楽しみたいと思います。


オベリン保育園 荒井



2020年10月27日火曜日

「ぞうさんお帰り!どこに行ってたの?大きいね、なぁにそれ?」

【YMCAオベリン保育園】大豆活動のご報告

「枝豆たくさんあるから取りにおいでよ」

ある日、これまで大豆活動していく中で、たくさんヒントをくれた大豆のおじさんから一本の電話がありました。その内容は「枝豆たくさんあるから取りにおいでよ」でした。


その事を子どもたちに伝えると、「やったーー!」と大喜び。早速園バスに乗って出発!!

おじさんに実際に会うのは1月以来の久しぶりなので、子どもたちはとても楽しみにしていました。


▲2020.1.30大豆収穫体験の様子


 以前、大豆の収穫を体験させていただいた、おじさんの家のお庭ではなく少し離れた畑へ行きました。


 

 道の途中、稲刈りを終え干してある稲を発見すると「みんなあれはわかるか?なんだと思う?」「わら?」「お米?」とやりとりを楽しんでいました。



やっと畑に着くとびっしりと茂る青々した大豆の葉が広がっていました。





「ほら、覗いてご覧」


大きな葉をかき分けるとそこには子どもたちが育てている大豆とは比べものにならないほどびっしりと実をつけた枝豆がついていました。



「うわ!」と驚きながら、子どもたちは葉をかき分けていきます。どこを覗いてもびっしりなので「すごい、、」と圧倒されていました。


しばらくすると、「あっ!カメムシ」「こっちにも、まっていっぱいいるじゃん!」とあれだけ戦ってきたカメムシがおじさんの大豆の葉の上に大量発生していることに気が付きました。



そんな子どもたちの驚き戸惑いを外に、「ほれ、こっちにもたくさんいるぞ、捕まえてみろ!」と楽しそうなおじさん。


 

  初めは、「どうしてそんなにおじさん楽しそうなんだ」と不思議そうでしたが、気づけば虫探しを楽しむ子どもたち!

そんな姿を見て、ふとオンライン(ZOOM)の時に「虫と共に生きよう」「美味しいという証拠だ」と話していた事を思い出し納得しました。子どもたちはどんな事を感じていたのでしょうか。


「よし、力持ちはいるか?抜いてみろ!」なんと、大豆のおじさんのご厚意で、枝豆収穫の体験をさせていただけることになりました。



「うーん!」3人がかりで引っ張ってもなかなか抜けないので、次々と集まりみんなで抜く作戦に!

本当に丈夫な根を張っていました。


抜きとった根には小さなつぶつぶがついていました。



「これわかるか?大豆はこれが大事なんだ、宿題だな」と教えくれました。


 

収穫した枝豆を観察していると「この葉っぱどうしてこんな色?病気じゃないの?」と葉が黄色く変わっている事に気がついた子がいました。

「どれ、それは枯れ始めてるんだよ。大豆になろうとしてるんだな」と教えてくれました。日々大豆を観察してるからこそ気がついた事で、直接質問することができました。

 大豆のおじさんとの触れ合いを楽しんでいるうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。




立派な枝豆をたくさんいただいて、お別れをしていると「また会おうな」
「次は、12月くらいにくるといいよ、大豆の収穫できるから」と嬉しいお話もいただきました。 


 園に帰ってくると、「ぞうさんお帰り!どこ行ってたの?大きいね、なぁにそれ?」と年下の友だちが興味深そうに集まってきました。「大豆のおじさんの畑で収穫したんだよ」と誇らしげに伝えていました。そして、新鮮な枝豆をおやつに茹でて出してもらう為に、みんなで鞘をもぎ取りました。




楽しみにしていたおやつ、、


「うーーーん!美味しい!」「味が違う!甘いよ」と大喜びでした。

おじさんの大豆は甘い大豆って言ってたもんね」と会話を楽しみながら美味しくいただきました。


 次回は、「どきどき大豆発表」です。


YMCAオベリン保育園  廣山

2020年10月25日日曜日

驚き・感動を伝えたい!

【YMCAオベリン保育園】大豆活動のご報告


「大豆のおじさんの言った通りだ」

 登園してきた子どもたちが、いつものように大豆を覗きにいくと、、、

「まだ、お花が咲いてる。はぁ」

あんなにお花が咲くのが楽しみだったはずなのに、驚くことに、ため息をついていました。それだけ、身がなるのが楽しみだったのだと思います。

そして、休み明けまた覗きにいくと、


「あ!え!えだまめーーー!」

発見した子どもたちは友だちを集めて、枝豆に変身したことを知らせて一緒に喜びあっていました。

ついについに、小さな枝豆!嬉しいですね。



●「みんなに大豆のこと知って欲しい」


 

 ぞうぐみの子どもたちが育てた枝豆に、年下の子どもも興味持ち始めた頃。

みんなに大豆のこと知って欲しい」「キャンプごっこの時みたいに、発表する?」と言う声が上がりました。そこで、運動会で取り組んだタオルダンスのグループで、これまでの大豆活動についてまとめることになりました。


 これまで大豆をテーマに取り組んできました。気づけば、大豆の育ちや大豆のおじさんとの関わりや味噌への興味など様々な繋がりに発展していきました。

それらの活動から、グループでどの取り組みに重点を置いて伝えたいか考え題名を考えることから始めました。子ども会議の結果「だいすのとりくみ」「おっきくなるところ」「みそになるかな」に決まりました。



そして、保育者から取り組みがわかる写真をたくさん 受け取ると、各グループの題名に合った写真を選び、どのように伝えるかグループワークが始まりました。


①写真を時系列に並べて配置



「どっちが先だっけ」とわからなくなると廊下の展示を見て確認しに行ったり、、


「あれ、足りない」と選んだ写真では伝えられないと気づいて写真を付け足したりしました。



②切って貼って


「これ切って、のりやる」と役割分担しながら進めていきました。


「見てわかりやすいように、数字書く?」と見てもらう人にわかりやすいように順番を書き加えるグループもありました。




③何をしてるとこかな



写真の下に何をしているところか文字でも表現しました。


模造紙はキャンプごっこの発表の時の倍!!大きな模造紙に乗り一生懸命まとめて行きました。





●「わからなくなっちゃうから、メモつくろう」



▲キャンプごっこ発表の時の様子


 キャンプごっこの発表を思い出した子どもたちは、どうやら「緊張して上手く発表できないかも」と心配しているようでした。そこで、どうしたら良いか子ども会議。

その結果は、、



「メモ(台本)を作る」でした。

模造紙に書いてある事だけではなくて、言葉で伝えたい事に意識しながらメモを作り大きな声で発表できるように繰り返し読み上げていました。



次回は、大豆のおじさんと再会!「枝豆たくさんあるからとりにおいでよ」です。

                        YMCAオベリン保育園 廣山


2020年10月13日火曜日

親子でいっぱい遊んだよ!

YMCAオベリン保育園】親子プレイデーのご報告

 10月3日土曜日に相模原中央支援学校をお借りして、親子プレイデーを行いました。

   例年は運動会を行っていますが、今年度はコロナウイルス感染予防の為、親子プレイデーという形で各コーナーに分かれての運動遊びを行い、保護者のみなさまとともに子どもたちの成長を喜び合いました。

 

 体育館でのリズム遊びコーナーでは、音楽に合わせて身体を動かしたり、野菜や生き物になりきって遊びました。「え!それってこうじゃないの?」「こっちもあるのか!」と親子で表現の違いを楽しんでいました。

 

 玉入れコーナーでは、散らばっている玉を拾い一生懸命箱に入れます。「入らない~」と悪戦苦闘しながらもジャンプしたり、思いっきり投げてみたりしながら何度もチャレンジしていました。大人も加わり男女別で対決するなど大盛り上がりでした。

 

 サーキットコーナーでは、トンネルをくぐったり、平均台を渡ったり、跳び箱に登ったりして身体をたくさん使って遊びました。少し難しいところは「一緒に」と助けを求めながらも一生懸命取り組んでいました。

 

 ストラックアウト・靴飛ばしコーナーでは、子どもも大人も大盛り上がりでした。

 ストラックアウトではそれぞれの的にボールを投げます。なかなか当たらず悔しそうにする姿もありましたが「もう1回」と何度もチャレンジしていました。

 靴飛ばしコーナーでは、”長距離ランキング”を見て「我こそは!」と1位を目指して何度も靴を飛ばしていました。

 

 色探しコーナーでは、色分けしてある画用紙に同じ色の植物を見つけて貼ります。グラウンドにある植物から同じ色を見つけて、「あったぁ」「同じ花たくさん!」と嬉しそうに持って来ては貼り付けていました。

 

 トラックコーナーでは、電車になりきって走ったり、リレーをしたりしました。電車の箱に親子や友だち同士で入り「いちに、いちに」と一生懸命走ります。

 幼児クラスはリレーも行いました。友だちや保護者の方が見ている中で緊張した様子でしたが、トラックを走りきりバトンを繋いでいました。


 

 普段とは違う形での行事となりましたが、お父さんやお母さん、友だちと一緒に行うことで安心し、いきいきと身体を動かす姿を見て、とても嬉しく思いました。また、普段の保育の中で行っている遊びを中心にコーナーを設けたことで、保育園での遊びの様子を保護者のみなさまに見ていただくことができました。任意のプログラムにもかかわらず、たくさんのみなさまにご参加いただきましたことに感謝いたします。

 これからも保護者のみなさまと一緒に、子どもたちの成長を喜こび合えればと思います。

 なお、保護者のみなさまには、運動会ごっこの様子をYouTubeでお届けしていくので、そちらもぜひごらんください。

                      
                          YMCAオベリン保育園 中島

2020年10月12日月曜日

本場の人・味噌に触れて

 【YMCAオベリン保育園】大豆活動のご報告

「これは、ほんとに、石井味噌だ」

 以前、大豆図鑑の中に”小さなおじさん”(味噌職人)を見つけてからずっと気になっていた石井味噌。「食べたいなー」と図鑑の小さなおじさんに出会う度に言っていた姿から、サプライズで保育者が石井味噌を発注! 子どもたちにその事を知らせると「やったーー!」と大喜びでした。


 届いた箱を給食室の冷蔵庫に取りに行くと、箱の上から匂いを嗅ぐ子どもたち。


「もう、味噌の匂いする!」

 いざ、箱を開け袋に入った味噌を香ってみると「これは、ほんとに、石井味噌だ」と噛み締めるように言っていました。

 これまで、オベリン保育園で作った味噌や八丁味噌など、様々な味噌の違いを楽しめるようボトルに入れ視覚や嗅覚で味噌を感じていたからこそ、しみじみと念願の石井味噌に感動していたのかもしれません。



「大豆を育てるにはどうしたらいいの」


  この日は、幼児クラスの子どもたちが、毎年お世話になっている大豆農家の”大豆のおじさん”とオンライン(zoom)で交流しました。

 テーマは『大豆のおじさんってどんなことをしているの?』です。‘‘どのような大豆を育てているのか‘‘ ‘‘大豆のおじさんのお店ではどんなことしてるのか‘‘などを質問しました。



 「津久井在来大豆は甘い大豆なんだよ」「お店の中を紹介するね、おじさんの大豆はイオンでも売っているんだよ」など大豆のおじさんの話に子どもたちは夢中でした。



 

 子どもたちからの質問コーナーでは、勇気を出して様々な質問をしていました。

 その中で「大豆を育てるにはどうしたらいいの?」という質問が。その質問はおそらく、芽が出てすぐに葉が虫に食べられてしまったことが忘れられないのではないか思います。


   おじさんからは、「葉っぱが食べられすぎると大変だけど、大豆は丈夫だから大丈夫、共に生きよう!」と驚きの答えでした。つづけて「虫が来るってことは美味しい大豆ってことだ。さやができはじめたら、カメムシに気をつけてね。もし現れたら割り箸で取るといいよ」と教えてくれました。

 子どもたちは、大豆のおじさんが言うならそうか!と納得していました。


次回のご報告は、「おじさんの言った通りだ」です。

 

                        YMCAオベリン保育園 廣山