2020年10月27日火曜日

「ぞうさんお帰り!どこに行ってたの?大きいね、なぁにそれ?」

【YMCAオベリン保育園】大豆活動のご報告

「枝豆たくさんあるから取りにおいでよ」

ある日、これまで大豆活動していく中で、たくさんヒントをくれた大豆のおじさんから一本の電話がありました。その内容は「枝豆たくさんあるから取りにおいでよ」でした。


その事を子どもたちに伝えると、「やったーー!」と大喜び。早速園バスに乗って出発!!

おじさんに実際に会うのは1月以来の久しぶりなので、子どもたちはとても楽しみにしていました。


▲2020.1.30大豆収穫体験の様子


 以前、大豆の収穫を体験させていただいた、おじさんの家のお庭ではなく少し離れた畑へ行きました。


 

 道の途中、稲刈りを終え干してある稲を発見すると「みんなあれはわかるか?なんだと思う?」「わら?」「お米?」とやりとりを楽しんでいました。



やっと畑に着くとびっしりと茂る青々した大豆の葉が広がっていました。





「ほら、覗いてご覧」


大きな葉をかき分けるとそこには子どもたちが育てている大豆とは比べものにならないほどびっしりと実をつけた枝豆がついていました。



「うわ!」と驚きながら、子どもたちは葉をかき分けていきます。どこを覗いてもびっしりなので「すごい、、」と圧倒されていました。


しばらくすると、「あっ!カメムシ」「こっちにも、まっていっぱいいるじゃん!」とあれだけ戦ってきたカメムシがおじさんの大豆の葉の上に大量発生していることに気が付きました。



そんな子どもたちの驚き戸惑いを外に、「ほれ、こっちにもたくさんいるぞ、捕まえてみろ!」と楽しそうなおじさん。


 

  初めは、「どうしてそんなにおじさん楽しそうなんだ」と不思議そうでしたが、気づけば虫探しを楽しむ子どもたち!

そんな姿を見て、ふとオンライン(ZOOM)の時に「虫と共に生きよう」「美味しいという証拠だ」と話していた事を思い出し納得しました。子どもたちはどんな事を感じていたのでしょうか。


「よし、力持ちはいるか?抜いてみろ!」なんと、大豆のおじさんのご厚意で、枝豆収穫の体験をさせていただけることになりました。



「うーん!」3人がかりで引っ張ってもなかなか抜けないので、次々と集まりみんなで抜く作戦に!

本当に丈夫な根を張っていました。


抜きとった根には小さなつぶつぶがついていました。



「これわかるか?大豆はこれが大事なんだ、宿題だな」と教えくれました。


 

収穫した枝豆を観察していると「この葉っぱどうしてこんな色?病気じゃないの?」と葉が黄色く変わっている事に気がついた子がいました。

「どれ、それは枯れ始めてるんだよ。大豆になろうとしてるんだな」と教えてくれました。日々大豆を観察してるからこそ気がついた事で、直接質問することができました。

 大豆のおじさんとの触れ合いを楽しんでいるうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。




立派な枝豆をたくさんいただいて、お別れをしていると「また会おうな」
「次は、12月くらいにくるといいよ、大豆の収穫できるから」と嬉しいお話もいただきました。 


 園に帰ってくると、「ぞうさんお帰り!どこ行ってたの?大きいね、なぁにそれ?」と年下の友だちが興味深そうに集まってきました。「大豆のおじさんの畑で収穫したんだよ」と誇らしげに伝えていました。そして、新鮮な枝豆をおやつに茹でて出してもらう為に、みんなで鞘をもぎ取りました。




楽しみにしていたおやつ、、


「うーーーん!美味しい!」「味が違う!甘いよ」と大喜びでした。

おじさんの大豆は甘い大豆って言ってたもんね」と会話を楽しみながら美味しくいただきました。


 次回は、「どきどき大豆発表」です。


YMCAオベリン保育園  廣山