2015年4月3日金曜日

もぐもぐブログ ~ほんものを知ろう“お米”~

オベリン保育園 食育プログラムのご報告
 オベリン保育園の給食のおいしいお米を作ってくださっている岐阜の山ちゃんから秋に収穫した稲穂を分けてもらい、収穫感謝礼拝で飾ったり、クリスマスページェントで赤ちゃんイエス様が眠る飼い葉桶に敷いたりして大切に稲穂を使わせていただきました。
しかしその稲穂がまだ残っていたので、米の精米に挑戦してみました。
 まずは牛乳パックを使って脱穀から、牛乳パックの口を摘まんで“すぅ~”と引っ張ると[稲(もみ)]がポロポロと外れます。一人ひとりマイ牛乳パックを持って「見て見て!こんなにとれたよ」とワラまみれになりながら[脱穀]していました。
 次は[もみすり]で稲(もみ)をすり鉢に入れてすりこぎでごりごり。
もみがらが出てきたら、やさしくふぅ~と吹きます。すると軽いもみがらだけが飛び出て[玄米]だけ残ります。吹くのが強すぎて「あれ?無くなっちゃった」と米も吹き飛ばしてしまう子もいました。最後にペットボトルに玄米を入れてひたすらつく作業[精米]です。
子ども達に「やる?」と聞くと「やる!やりたい!」とやる気満々。ひたすらガシガシとついていくと底にぬかがたまってきます。精米には○歩づきとあるらしく、なかなかお店で売っているような白いお米にはなってくれません。「まーだー?」とついては底を見てみたり、お米が白くなってきた!と観察しながらひと月ほど頑張りようやく完成!
早速少ないながらも試食タイム!「甘くておいしい」とおやつの五平もちより人気でおかわり続出。一粒のお米を作るのが「こんなに大変だったのか~」「山ちゃんってスゴイね!!」と実感した子ども達。おうちや保育園のごはんを残すことなく感謝して食べる子になってくれるとうれしいです。
 子ども達が「お米はどぅやってできるのかな?」「田舎のおじいちゃんに聞いてみるね」と話していたので、今年は保育園でも「山ちゃんに美味しい!」といわれるほどのお米を子どもたちと作ろうと考えています。「さぁ 保育園に田んぼ作るぞ!」
(オベリン保育園 伊藤航也)