2021年9月6日月曜日

平和を実現する人

YMCAオベリン保育園】平和についての活動報告③

前回、保育者と「平和ってどんなこと」と話した子どもたち。
第三回目は、聖書を開きます。
いつもみんなを見守ってくださる神さまは平和についてなんて言っているのでしょうか。




するとマタイによる福音書に「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子とよばれる」とありました。「平和を実現することって、平和を作る人っていうことだね」

8月、保育者と平和について知り、考えていった子どもたち。今度は神さまのおっしゃった平和を作る人になるために、“知るだけでなくやってみる”ことにしました。

異年齢3つのグループに分かれて、平和とは何か、それを作るにはどうしたらいいか考えていきます。




平和って「にこにこすること」「一緒にご飯を食べること」「地球の人がすごく嬉しいこと」などがあがりました。

次にどうやったらそれを作れるか話すと「やさしく言う」「困っている人を助ける」「じゅんばんこする」などが出ました。とよそして各グループであがったことを発表しました。また「地球の人がすごく嬉しいこと」をきっかけに保育園にはいない人の平和を考えることに。これまでの活動で『会えない人には手紙で伝える』という手段をよく知っている子どもたち。すぐに「お手紙!」と声が上がりました。一方でこんな声も…「私文字書けない」

「じゃあ、何か作る?折り紙?」

その言葉を聞いて、保育者が「昔8月に広島で悲しいことが起きたの。だから、今ではもうそうなりませんように、広島の幸せが続きますようにって折り鶴を贈ることがあるよ」と伝えるとやる気満々の子どもたち。

鶴は難しくて作れないお友だちもいるため、白い和紙を色水で染めて『オベリン折り紙』を作ってたくさんの人で折れるようにすることに決まりました。



8月は平和についてたくさん考えた子どもたちでした。考えることも行動するということになるのではないでしょうか。いつの間にか子どもたちは「平和を作る人」になっていました。

YMCAオベリン保育園 荒井