YMCAオベリン保育園といえば、この長い廊下が保育園の特色でもあり自慢のひとつでもあります。 この廊下、いろいろな活動で大活躍なのですが、乳児クラスは特にハイハイやあんよができるようになったばかりの子どもたちにとってはもってこいな廊下なのです。
この時期の子どもたちは自分が興味を持ったところへ行けるようになり、探索をするようになります。“こっちは何があるかな~?”“あっちはどうなってるかな~?”と興味や関心を持った場所へどんどんでかけていきます。そんな子どもたちにとってこの廊下の探検は大好きなことのひとつです。
「探検にいこう!」と廊下の扉を開けるとすぐに廊下へでかけて行き、あんよやハイハイでどんどん進んで行きます。まっすぐに玄関ホールに向かってまっしぐらの子、“まってまって~”とお友だちの後をついて行く子、あちこち見ながら少しずつ前に進む子などその子なりの探索をして楽しんでいます。
お座りのお友だちも廊下の大きい窓ガラスをのぞき込み、外の景色を見て何か発見すると「あっ!」と元気な声で知らせてくれます。手作りの手押し車を歩いて押してご機嫌になることもあります。
前進あるのみの子どもたちですが、ときどき後ろを振り返り、先生はいるかな?友だちはいるかな?と確認する姿が見られます。安心できる存在がそこにあるかどうか、自分を見てくれているかどうかを確認しているようです。そんなとき保育者が“大丈夫、ちゃんと見てるよ、行っておいで”と安心できるように声をかけたり、目と目を合わせたりしながらそっと背中を押してあげると、子どもたちは再び前を向いて前進して行きます。
廊下探検の後は、玄関ホールにある絵本コーナーで大好きな絵本を楽しむ子どもたちでした。
(オベリン保育園 小泉のぞみ)