梅雨が本格的に到来し、じめじめとした天気が続いていますね。雨が降った日にはお部屋でタンポ遊びや指先を使った遊び(シール貼り・パズルetc)をしながら過ごしています。
タンポ遊びというものは、割り箸の先に小さく切ったスポンジをつけ、布で巻き、そこへ絵の具をつけポンポンとスタンプのように遊ぶものです。初めてタンポ遊びをする子も前に行ったことがある子も、保育者のお手本をじっと見て、一人一枚の画用紙にきれいな絵を描いていました。
保育者の「ポンポン」という声に子どもたちも「ポンポン」とタンポで描くことを楽しんでいました。水色・ピンク・紫と綺麗な色で描かれた絵は、保育者がアジサイへと変身させ出来上がり。
そして「アジサイってなあに?」ということで、散歩に出かけ本物のアジサイを見に行くことにしました。保育者が「アジサイだよ」と伝えると何個も咲いているアジサイを見て「あった」とさっそく教えてくれたり、葉っぱや花びらに触れ子どもたちはとても喜んでいました。
また、園庭では梅雨ならではの虫に出会うこともありました。梅雨と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?そう。カタツムリ。雨上がりの園庭にはたくさんのカタツムリが顔を出していて子どもたちは大興奮の様子。
手に乗せてみるとニョロニョロゆっくり動く姿を見て、そ~っと子どもたちも優しく手のひらを広げていました。6月は梅雨ならではの物を子どもたちと絵本や手遊びの中で楽しんできたということもあり、カタツムリに出会うとすぐに「いたー」と教えてくれます。
また雨の日はみんなで紙皿にシール貼りをして楽しみました。様々な色のドットシールを自由に貼りつけ、その紙皿は、カタツムリの殻へ大変身。
お部屋に飾りつけをした次の日、子どもたちは大喜び。カタツムリを見ては、歌を口ずさんだり、手遊びをしてみたり、絵本を取りだしカタツムリの絵を見せ、指で「一緒!」と教えてくれました。
子どもたちの遊びが作品となり、発見や喜びに変えられることが出来、また今まで興味のなかった子も興味を示して遊んでいる姿があり、とても嬉しい梅雨の季節となりました。
(オベリン保育園 岡崎あゆみ)