2015年11月4日水曜日

稲刈り・はざ干しの巻

0.009反の田んぼ活動 報告⑧

砂場を使って土作りから始まった“オベリン田んぼ”もいよいよ最後の大仕事「稲刈り」の日がついにやってきました。田んぼの中に入り130㎝以上に大きく育った稲を見てみると「太くなってる」「根っこが見える」と外からでは見えなかった田んぼの中の変化に驚いていました。「かかしのカカシお疲れさま、ありがとう」とお礼を言って、かかしを抜いてみんなで記念写真をパチリ。
さあ、稲刈り開始です!垂れ下がる稲の下にもぐり込んで「えいっ!」といっきに鎌を引いてザクッ!「なかなか切れないなぁ」「稲刈りが一番大変だね」と小さな田んぼながら、なかなか先は長そうです。

そこで代かき(泥んこ遊び?)を手伝ってくれた3歳児ひつじ組と4歳児きりん組にも協力してもらいスピードアップ!先生といっしょに刈り取って「みてみてー、こんなにおおきいよ」と稲まみれになりながら「よいしょ、よいしょ」と抱えて稲置き場の山まで運んでくれていました。そしてお父さん、お母さんも「稲刈りやったことないから仲間に入れて、どうやるの?」と飛び入り参加してくれました。子ども達は「おして、ひっぱるんだよ」「切り口がムラサキ色のは黒米だよ」と教えてあげながら、ようやく稲刈り終了。


「山ちゃんのお米」こと山田さんが稲は刈っても栄養をお米に送り続け、「はざ干し」といって刈ったらすぐに干さないとおいしいお米にならないと教えてくれたので、園庭の鉄棒が「はざ干し」に変身。5歳児ぞう組はお昼の時間も忘れて山田さんから教わった束ねる作業に「早くみんなで食べたいね」と話しながら束ねて、「ウォリー先生の髪型だよ」と7・3分けにして鉄棒にかけて「はざ干し」もようやく完成!


子ども達が夏の暑い日に水の管理をしてくれたり、秋の台風で稲が倒れそうになったり、スズメが来てお米をかじられたりと、いくつもの試練を乗り越え愛情を込めてお世話してきました。またたくさんのお米が実るには太陽・雨・風・土が育ててくれている事、そして何よりも神様が田んぼの稲を守り育ててくださった事をみんなで感謝し、新米を食べたいと思います。
(オベリン保育園 伊藤 航也)