2016年6月23日木曜日

ダンゴムシがつなぐ友達の輪。

幼児クラスの保育(自然)活動報告
幼児クラスでは子どもたちの“もっとお外で遊びたい!”という声に応え、これまで室内で活動していた朝の時間を見直し、今月から朝8時に園庭に出て遊ぶようになりました。
朝登園してくると「今日お外行く?」と外遊びが待ちきれない様子の子どもたち。5月は園庭の花や緑の草や木がますます大きくなり、子どもたちは「お花が咲いてるよ」「葉っぱが大きくなったよ」と自然の変化にすぐに気がついて知らせにきてくれています。
外遊びの中で子どもたちが好きなことの一つが虫探しです。オベリン保育園の園庭にはダンゴムシがたくさん住んでいます。ダンゴムシ探しを計画している子どもたちは園庭に行くとバケツとシャベルを持ってよく知っている壁際のダンゴムシポイントへまっしぐらに向かいます。

土を掘ったり、石を動かしてみたりしながら夢中でダンゴムシを見つけています。そこへ「ダンゴムシ見せて」とお友だちがやってくると頭と頭をくっつけあい子どもたちの輪ができあがります。「ダンゴムシさん何してるのかな?」「ご飯たべてるんじゃない?」「寝てるんだよ」と子どもたち同士のおしゃべりにも花が咲きます。

時々小さいクラスのお友だちもその輪に加わり、ダンゴムシの周りにはいろいろな色の帽子が集まってダンゴムシ観察を楽しんでいました。ダンゴムシを通して異年齢の友だちとの触れ合いや、みんながダンゴムシを見ることができるように隙間をつくってあげたり、「ここあいてるよ」などと友だちを気づかう姿なども増え、友だちの輪をダンゴムシがつないでくれています。
集めたダンゴムシたちは「ばいばい」と言いながら土に返し、ダンゴムシたちが動き始めるのを見届けてからお部屋に戻る子どもたちでした。
(オベリン保育園小泉のぞみ)