2018年6月19日火曜日

「これが田んぼだ!」と田んぼ活動が始まりました。

田んぼ活動(田植え) 実施報告
 代掻きが終わった田んぼに、田植えをする日がやってきました。植える苗はYMCAの保育園で子どもたちが食べているお米を作っているお米のやまちゃん”から届きました。小さい苗を見て「お米のあかちゃんだね」「これがお米になるんだ」などと言っていました。
田植えの仕方をおしえてもらい、田んぼに入る前に田植えの手の動きのリハーサルをしました。いよいよ田植えの始まりです。田んぼの中に足をそうっといれ、前に進もうと泥の中で動きづらい足を倒れないようにバランスを取りながら一生懸命動かしていました。
田植えポイントに到着すると、苗を2.3本取り分けてから泥の中に手を入れ苗が倒れないところを探します。ゆっくりと苗から手を離し、ぴんっと上を向いている苗を見て「まっすぐたった」と喜んでいました。ひとつひとつ丁寧に植えていき、田んぼが苗でいっぱいになりました。
“お米に根っこはあるの?”という子どものつぶやきから始まった田んぼ活動ということで、ペットボトルにも苗を植え、お米の根っこを子どもたちが見ることができるようにしました。今回の田んぼ活動はぞうぐみの姿を見て意欲を持ったきりんぐみ、ひつじぐみも発泡スチロールとペットボトルに苗を植え、幼児クラス全員で取り組む活動になりました。田植えの最後にきれいに苗が並んだ田んぼを見ながら、「大きくなってね」と願いを込めて声をかけていました。
さて、田植えを終えた田んぼの稲は少しずつ生長しています。朝、園庭に行くと「田んぼ見てくる」と様子を見に行き、「田んぼ大丈夫だよ」「田んぼ大きくなったよ」などと友だちや保育者に知らせにくる毎日です。保育園の田んぼは水の入れ替えを手動で行わなければならず、最初は保育者が行っていたのですが、ぞうぐみが「自分たちの田んぼは自分たちでやりたい」と、子どもたちたちが入れ替えるようになりました。
今ではぞうぐみが中心となって友だちと一緒に声をかけ合いながら、田んぼの周りに集まり水の入れ替えをするのが日課になっています。日々の生活の中で田んぼに触れながら、苗の生長を楽しみにしている子どもたちです。
オベリン保育園 小泉のぞみ