2020年2月13日木曜日

感じたことが知りたい気持ちに。

2019年度もりのようちえん「あそびのもり」実施報告 1月、あそびのもり冬が始まりました。久しぶりのあそびのもりにワクワクした顔の子どもたち。

虫かごや図鑑など持っていく物も話しながら決めました。「冬だから鳥もいないし、草も枯れてるよ。だから自然観察の図鑑だけ持っていこう」と鳥と植物の図鑑は置いていくことに。「なにしようかな」とワクワクしながら出発しました。


小山田緑地につくと崖登りが始まりました。
「無理!登れない!」と言いながらも諦めず崖を登っていく子どもたち。「そこ掴まれるよ」「頑張れ!」と声を掛け合いながら登り、登りきると「できたー!」と達成感にあふれた顔をしていました。「今度はこっちから」と位置を変えて登り、様々なコースでの崖登りに挑戦していました。
探索では池の水が暑くないのに少なくなっていることに疑問を持ったり、木から生えているきのこのようなものに夢中になったりしていました。きのこに触れると感触を伝え合い、子ども同士でやり取りしながら観察をしていました。そして粉々にしたものを見て、

「きなこみたい」と子どもならではの豊かな表現で自然を感じていました。
 そんな中、「あ!みて!」と何かを発見しました。見ると大きな白い鳥がこちらへ飛んできていました。
鳥は頭上を飛び、少し離れた場所にある屋根にとまりました。「なんのとりだろう!?」と興奮した様子で鳥を見つめると、自然観察の図鑑で調べ始めました。「遠くてよく見えない」「こっちきてーーーー!」鳥に声を掛ける子どももいました。
「くちばしは黄色くない、黒い。これが似ているな。でも池や川にいるって書いてある。近くに川無いよ」「川はないけど池はあるよね」など見た目の特徴や図鑑に書かれている情報をもとに鳥の種類を調べていました。
「コサギながする」でも遠くてよく見えないし、鳥の図鑑じゃないから詳しく載ってない)と確信が持てない様子。「帰って鳥の図鑑で調べたい!」「いいね!」との声でいつもより少しだけ早く帰ることになりました。
園に帰ると「写真見せて」「もっと大きく!」と印刷した写真を拡大し、鳥の図鑑と照らし合わせていました。
そして「きっとオオサギだ!」と子どもたちなりに結論を出していました。また、木の実や花など、他に気になった物も写真と図鑑を照らし合わせ調べていました。
「先生見て、きっとこれだと思うの」と嬉しそうに保育者に教えてくれる姿に“大人が教えるのではなく自分で調べて発見することの楽しさ、大切さ”を改めて実感しました。

次のあそびのもりは215日土曜日です。2月は3歳児も参加できます。今年度最後のあそびのもりとなるので、是非ご参加ください。2月も、子どもたちと様々な発見ができることを楽しみにしています。
オベリン保育園 荒井美穂