2020年8月6日木曜日

味噌樽から大豆の栽培へ

【YMCAオベリン保育園】大豆活動のご報告


箱の中身は?

オベリン保育園では、毎年味噌作りを行っています。
6月中旬に、昨年の卒園児保護者から卒園記念品として、木製の味噌樽をいただきました。そして、ぞう組の子どもたちとお披露目会をしました。
「箱の中身は何かな?」とワクワクしながら開けてみると…


「よいしょ!」「わー大きい!」「立派だね」


「木の匂いするよ」と気が付いた子どもたちは、樽のフタを順番に回して木の香りを
楽しみました。しばらくすると、「たしか、この樽絵本で見たことあるよ」と以前みんなで読んだ絵本『みそしるができるまで』を思い出しているようでした。

そこで絵本『みそしるができるまで』をみんなで読むことになりました。
読み進めていくと、春と夏のページが出てきました。
「今は夏でも春でもないよね」「梅雨って言うんだよ」「まだ梅雨なら‶大豆育てる”に間に合うかも!」
季節と大豆の育ちの関係に気が付き、『大豆の種まきの時期はぎりぎりだけど、大豆育てたい』という思いが高まっていきました。


枝豆観察

7月に入り、枝豆観察を行いました。

枝付き枝豆を見た子どもたちは「わ!これさ、おじさんの大豆取りに行った時は、茶色かったよね」「やっぱり、枯れると大豆になるんだね」と昨年、座間市にある大豆農家の豊国屋さんを訪問し、大豆の収穫をさせてもらった時のことを思い返していました。

実際に触ってみると、「なんか、毛が生えてる」「ふさふさ」「先生、中見てみていい?」

「あれ、なにかついてるよ、これは何かな」と図鑑を持って来て調べ始めました。
しばらく観察を楽しんでいると突然、「みんな!梅雨終わるよ、まだ大豆植えてないじゃん」と大豆の種をまくことをすっかり忘れていた子どもたち。
「今度こそやるぞ」とカレンダーを見て日程を決めていました。


やろうやろうと言い始めて、あっという間に1か月が経ってしまいましたが、なんとか子どもたちが主体となって、子どもたちのやりたかった大豆の栽培が始まりました。

大豆栽培



初めに、茂ったプランターの雑草を抜いて耕しました。子どもたちはプランターからミミズが飛び出ると「ミミズさんいい子だから、ここにいて土を元気にしておくれ」と話しかけていました。

4連休明け。プランターを覗いてみると、にょきにょき!

みんなが通る廊下に、大豆観察コーナーを設けました。日々大っきくなっていく大豆の成長を写真や子どもたちの会話を通して楽しみたいと思っています。

                                                   YMCAオベリン保育園 廣山