2020年9月11日金曜日

平和ってなんだろう


 【YMCAオベリン保育園】平和への取り組みのご報告 その5

   乳児クラスで平和について子どもたちと考える機会を持ちました。
 りす組(2歳児)では一日目、クラスの友だち一人ひとりの写真を子どもたちと見ました。保育者が「どんな顔してる?」と聞くと「いいお顔!」「笑ってる!」「ニコニコ」と写真の顔が笑顔だったことに気付きました。全員分の写真を並び終えると子どもたちもつられて笑顔になっていました。「今みんなはどんな顔をしている?」と聞くと自分たちが笑顔だったことに気付き「ニコニコだ~!!」と飛び跳ねて喜んでいました。
 その後、「じゃあこの写真の顔がプンプン怒っている顔だったら?」「えんえん泣いていたら?」と聞くと「悲しい」「嫌だ」「楽しくない」と思ったことを言葉にしてくれました。「ニコニコだと楽しいね」と一人の子どもが言うと、「楽しいがいいよね」と周りの子どもも言い始めました。「ニコニコって楽しいよね。平和ってみんながニコニコで過ごすことなんだよ」と伝えると「平和ってニコニコ!」と何度も繰り返し話していました。

 

 二日目は、前回の「平和はみんながニコニコで過ごすこと」を振り返り、どうしたらみんながニコニコで過ごせるかを考えました。保育者の問い掛けに少し考える子どもたち。すると一人の子どもが「貸してってしていいよって言われたら嬉しい」と言いました。他の子どもたちも「いいよってされたらニコニコになる」「貸してもらえたら嬉しい」と教えてくれました。りす組の子どもたちがこんなに考えてお話してくれることをとてもうれしく思いました。

 平和についてのお話しの後に各クラスで折り鶴を折りました。
 ことり組(0歳児)、うさぎ組(1歳児)は、クレヨンやペンで書いた手作り折り紙で鶴を折りました。りす組は和紙を絵の具で染めた染め紙を折りました。「へいわ~か~わ~のように~」と歌いながら、みんなで鶴を折りました。

 今回、子どもたちと改めて平和について考える時間を持ったことで、子どもたちの感じていることに気付かされたり、生活の中にも小さな幸せがたくさんあることに気付いたりしました。今こうして笑顔で毎日過ごす事ができることも平和であるからだ、と強く感じます。   
 これからも、小さな幸せを喜びながら子どもたちと過ごしていきたいです。

                         YMCAオベリン保育園  中島