2021年1月28日木曜日

触れて、感じて、楽しんで~伝承遊びとおもちつき

【YMCAオベリン保育園】 伝承遊びとおもちつきのご報告 

 121日に、伝承遊びとおもちつきをしました。

  伝承遊びでは、ことり、うさぎ、ぞう組とりす、ひつじ、きりん組の2つのグループに分かれて、福笑いや絵合わせ、かるた、羽子板、こま、けん玉で遊びました。

  福笑いでは、ぞう組のお兄さん、お姉さんに教えてもらったり、目を隠したりして挑戦。「変な顔」「ギャハハ」とたくさんの笑い声が聞こえてきました。

             「ここに置くんだよ」
            「次は目だよ、口だよ」

           「なんだこれ」「変な顔」「おもしろすぎ」

 絵合わせでは、合わせる絵を探し、絵がピッタリと揃うと、「あった」「出来た」と喜んでいました。




 かるたでは、子どもたち同士で役割を決め、楽しんでいました。


 

 羽子板では、なかなか羽が当たらず、悔しい子どもたち。羽が当たると「1回当たったよ」と嬉しそうに保育者に教えてくれました。

                  「いくよ」

              「1回あたった」「やったあ」

 こまでは、ぞう組のお兄さん、お姉さんに見守ってもらいながら、シールを貼って、こまを作りました。作ったこまの回し方を教えてもらい、回転すると、目と目を合わせて喜び合っていました。また、こまを赤の枠を出ないように回すなどの挑戦も楽しんでいました。

           「キャップのところを持って、まわすよ」
               「ここに貼るよ」

             「出ないように、出ないように」
                「いくよ、せーの」

 けん玉では、廃材で作ったけん玉を楽しみました。小さな皿や大きな皿に入るように、手だけではなく、膝など全身を使う子どもたちなのでした。

「いくよ、見ててね」
                「見て見て、入ったよ」

 おやつ前には、おもちつきをしました。

 まず、もち米の匂いを嗅ぐと、「お米の匂いがする」「なんか知っている匂いだ」「もち米がおもちになるんだよね」と、お友だち同士で話したり、先生に聞いたりする子どもたち。また、大きなきねやうすを見て、目を大きく開け、指差しをして驚いていました。


 おもちつきは、職員と一番大きいぞう組のみんなが重たいきねを持ち、保育園代表として行いました。

ぞう組のみんなは、歯を食いしばりながら、重たいきねを持ち、力強くついていました。




 ことり、うさぎ、りす、ひつじ、きりん組の子どもたちは、真剣な眼差しで見て、頷きや手拍子、つく真似をして応援していました。少しずつ、やわらかく、伸びるおもちに変化すると、「まだかな、もう食べられるんじゃない」「おもちになってきた」と待ち遠しい様子でした。




 おもちつきを見た後は、おやつです。メニューは、乳児はもち米団子、幼児はおもちを食べました。味は、きな粉とオベリン味噌で作ったごま味噌でした。

 乳児では、ことり、うさぎ、りす組のみんなで、一緒に手を合わせて、めぐみのかみさまを歌いました。おやつが運ばれてくると、もち米団子を手に持ち、口いっぱいに頬張り「おいしい」とおかわりもし、おやつは、あっという間になくなりました。


 ひつじ、きりん、ぞう組のみんなは、「おいひい」「見て見て」「こんなに伸びるよ」「こっちの味の方が好き」などたくさんお話ししてくれました。

                 「伸びるー」
                   「うまい」

 神様に見守られながら、異年齢での関わりの中で子どもたちと職員で、様々な伝承遊びに触れたり、目で見て、匂いを嗅ぎ、驚きと憧れ、ワクワクのもちつき体験をしたりして、楽しみました。また、1月の活動を通して様々な伝承遊びに触れ、遊ぶことが出来ました。





 今年は、去年のように地域の方々との交流が出来ませんでしたが、また、たくさんの人たちに見守られながら、交流が持てる日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。

YMCAオベリン保育園 牧