2024年8月7日水曜日

給食で毎日食べているお米について

【 幼児クラス 食育活動のご報告】

 8月1日~2日にYMCAオベリン保育園や系列のYMCA保育園にお米を卸して頂いている米農家の山田さん(通称お米の山ちゃん)の元へ、出かけて生産地訪問研修に参加しました。


大自然に囲まれる田んぼがあるのは、岐阜県の八百津町の福地! 天候にも恵まれ、生産者である山ちゃんから、稲作を通して様々なことを学びました。


これは出穂(しゅっすい)し、穂に花が咲いています。なかなか見ることのできない貴重な瞬間に立ち会うことが出来ました。


出穂する前の稲です。人間でいう妊婦さんの状態だと山ちゃんに話しを聞きます。




「ごめんね」と声を掛けながら中身を見させてもらうと、太陽の光に透けて中身が見え、命を育みを感じました。こうして実際に見て触れると私たちはお米と言う命を頂いているのだと改めて感じることが出来ました。



田んぼにはカエルやオタマジャクシがたくさんおり、化学肥料や農薬、殺虫剤に頼らず綺麗な空気や水と山ちゃんの努力で育っているのを実感する機会にもなりました。


(上の写真はイノシシの足跡です)
そんな美味しいお米はイノシシやシカなどの格好の餌食となり、自然を相手にするということは大変なことも改めて学びました。


貴重な時間を割き、暖かく迎え入れて頂いたこの研修で学んだことを、岐阜から帰ってきた後、保育士の立場から子どもたちに伝える機会も持ちました。子どもたちはその話を聞き「山ちゃんに会いたいな」「美味しいお米をありがとうって言いたい!」という言葉も出てきておりました。今回のことをきっかけに、子どもたちと食について考えたり学んだりする機会に繋げていきたいと思います。


最後に、お米の山ちゃんへ最大の感謝を込めて
「ありがとうございました!」


YMCAオベリン保育園
和田